維新の内紛 石原批判で騒動

産経新聞が、「衆院選で第三党に躍進し、26日召集の特別国会から本格的に国政に参加する日本維新の会で20日、橋下徹代表代行に近い『大阪維新の会』側から、公然と旧太陽の党を批判し『石原外し』の動きをにおわせる発言が相次いだ。橋下氏や松井一郎幹事長はこうした不穏な言動を抑えようと努めているが、主導権確保のため、数の上で優位に立つ大阪側からのさらなる不規則発言も予想され、党の結束には早くも亀裂が入り始めている」と内紛勃発を示唆する記事を書いています
こうした展開は十分に予想されたところです
橋下大阪市長は石原慎太郎を尊敬しており、以前からラブコールを贈っていたのは知られています。しかし、他の維新のメンバーは石原慎太郎に尊敬の念を抱いているわけでもなく、単なる暴走老人と見下し、党運営の主導権を石原慎太郎とその側近が握るのを許容できないのでしょう
内紛だらけの維新 党本部問題で大モメ
https://www.tokyo-sports.co.jp/social/politics/65919/
両者の思惑、言い分にはそれぞれ理由があるのでしょう。しかし、政治的な理念が必ずしも一致しない人たちが選挙直前になって政党を結成すれば、このように不満噴出の形で内紛に至るのは必然と言えます
今は内紛をしている場合ではなく、政党としての形を整え、有権者の信託に応えられる態勢を固めるべき時期のはずです
衆議院の解散目前まで自分の身の振り方を保留していた東国原英夫前宮崎県知事は、ギリギリになって維新の会に参加を決めており、いわば風見鶏のような人物です。その東国原がまるで大阪維新を代表するかのように石原批判を口にしているのですから、呆れます
おそよ政治的な理念などなく、単に風の吹くまま発言しているのでしょう
さらには、前回の東京都知事選挙で引退を口にしながらも再出馬した石原慎太郎に敗れた経緯もあり、東国原英夫は根に持っているのかもしれません
維新の不幸は政治家としての矜持を欠いた東国原英夫を仲間に加えてしまったところにあり、手を組む相手を間違えたと思わざるを得ません
今後も党内をかき回すような批判を連発する可能性の高い人物です
早々に党から除名するべきでしょう
東国原英夫はかつて、「自分を自民党総裁にしろ。そうすれば選挙に勝てる」と売り込んで周囲を唖然とさせたこともあります。今回の石原批判の狙いは党の代表から石原慎太郎を外し、自分が橋下徹との共同代表の座に納まろうとの野心ゆえのものと推測されます

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