「キャサリン妃偽電話問題で看護師自殺」を考える
イギリスのキャサリン妃が妊娠後のつわりのため入院していたのですが、オーストラリアのラジオ局のDJ2人がそれぞれエリザベス女王やチャールズ皇太子になりすまして病院に電話をし、容態を聞き出すという事件がありました
電話を取り付いだ看護師は偽電話に騙されたのを苦に自殺したため、大きな問題になっています
ラジオ局には批判が殺到しており、DJの男女2人は番組を降板させられています。しかし、ラジオ局側は「このような結果になるとは予想していなかった」と責任逃れに終始しています
自殺の英看護師遺族に広告収入全額寄付 偽電話問題で豪ラジオ局
ラジオ局の運営会社は広告で得られる年末までの全収入を看護師の遺族に提供する提供すると記事にはありますが、自らの非は断固として認めない構えのであり、何とも釈然としません
民事訴訟で、「ラジオ局の偽電話により自殺に追い込まれた」と訴えたのならば1億円近い賠償金の請求も認められるのではないでしょうか?
「謝罪はしないが、50万豪ドル払ってやるからこれで納得しろ」と言ってるのも同然であり、随分と傲慢な態度のように映ります
エリザベス女王になりすまして偽電話をかけたメル・グレイグは、直後にフェイスブックにバーで女友達と酒を飲んでいる写真を掲載するとともに、「どうして私が女王のフリをして王室のプライベートを聞き出せたんだろ。私が女王だなんて誰も信じないでしょ」と自分の手柄を自慢する書き込みをしていた、との報道もあります
英女王なりすましのオーストラリア人DJ、いたずら電話の成果を自慢していた
偽電話で人を欺き、心に深い傷を負わせ自殺に追い込んだのですから、これは傷害罪でしょう。オーストラリアの刑法に処罰の規定があるのかどうかは不明ですが、「悪意はなかった」で済ますような事件ではないと自分は考えます
しかも公共の電波を利用するラジオ局がやったのですから、放送倫理に反するのではないでしょうか?
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