北朝鮮がミサイル発射 韓国の反応

北朝鮮政府は弾道ミサイルを発射し、「成功させた」と表明しています
詳細はまだ不明ながら、「北朝鮮がミサイル発射を中断した。重大なトラブルが発生したと見られる」との情報を発信し、あまつさえ「発射台に据えたミサイルの解体が始まった」とまで言及していた韓国は大恥をかいた格好です
韓国政府は北朝鮮関係者から情報を入手していたのでしょうが、まんまと情報操作にひっかかったと言えます


北朝鮮が12日に発射した事実上の長距離弾道ミサイルは、打ち上げが困難とされる冬季にもかかわらず、事前の予告通り飛行したようだ。目標とされる米本土に届く大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発へ一歩前進し、脅威がさらに高まった。
今回の「銀河3」は、2009年4月に発射された推定射程6700キロ以上のテポドン2号改良型と類似した型式。3段式で、中距離弾道ミサイル・ノドンのエンジンが1段目に四つ、2段目に一つ使われているとみられる。推定射程は米西海岸に届く約1万キロに及ぶとの分析もある。
北朝鮮は過去、長距離弾道ミサイルの発射に3年程度の間隔を取ってきたが、今回は前回4月の失敗からわずか8カ月。その間、エンジン燃焼実験を2回以上行ったほか、イランの技術者を招くなど準備を急いだ。
発射の大きな目的は、ICBM開発に向けたデータ収集との見方が強い。09年4月のミサイルは、2段目以降が発射地点から約3200キロに落下したとされる。今回、事前の計画通り発射させたもようで、技術水準の向上を国際社会に誇示した。北朝鮮は核弾頭の小型化も急いでおり、米本土を狙う核ミサイルの危機が現実のものとなりつつある。
ミサイルに詳しい漢陽大の金慶敏教授は「飛行距離の延長はエンジン出力の強化を意味する。その分重い弾頭を搭載できることになり、周辺国への脅威も増す」と指摘する。
ただ、ICBMの開発にはまだ越えるべきハードルがある。金教授は「ICBMは弾頭を大気圏外に出し、再突入させなければならない。その際の高熱に耐える技術が北朝鮮にはなく、エンジンのパワーも足りない」と述べ、開発にはしばらく時間がかかるとの見方を示した。
(時事通信の記事から引用)


特に目新しい話はなく、既出の情報をつなぎ合わせただけです
韓国としては北朝鮮の弾道ミサイルに警戒だけでなく、嫉妬と憧れが入り混じった思いがあるものと推測されます
韓国がロケットの打ち上げに執着するのは、先進国として宇宙開発に参入しようとの目的だけではありません。要するに長距離弾道ミサイルの技術を手に入れたいからです
北朝鮮との戦争に備えるなら韓国軍に射程距離の長いミサイルなど不要であり、航空機による爆撃で足ります。韓国は核弾頭を保有していません。そのためミサイルに使用できるのは通常弾頭だけです
通常弾頭を載せたミサイルを数多く北朝鮮に撃ち込むなどというのは実に非効率で、非現実的な戦術です。核兵器を積んだミサイルなら1発で都市を1つ消滅させられますが、通常弾頭を1発撃ち込んでも被害は限定的ですそれでもなお射程距離800キロを超えるミサイルの保有を求めるのは、日本を攻撃の対象として想定しているからだと考えます(ソウルと大阪の距離は830キロであり、東京を攻撃するには足りません)
当然、先に述べたように日本を攻撃するにしても通常弾頭を載せた弾道ミサイルでは威力として不足なのですが、それが実現すれば日本を恫喝できると彼らは本気で信じているのでしょう。日本に、「いつでもミサイルを撃ち込んでやるニダ」と言いたいがために固執していると思えるのです

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