中国アニメ「Back to the Sea」がアメリカ市場へ進出決定

中国の江蘇省広播電視総台(テレビ局)が制作した3Dアニメ映画「Back to the Sea」(中国語名「重返大海」)が11月中旬から北米での公開が始まっているのだそうです
ロサンゼルス、シカゴ、ボストン、ニューヨークなどアメリカの主要15都市で上映され、カナダでも上映されると報道されています
さらに今後はイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリアでも上映すべく契約が交わされたとあり、輸出の成功例だと言わんばかりの扱いです
では、中身はどうなのでしょうか?

Back to the Sea 予告編



短い予告編ですが、「ファインディング・ニモ」など、先行する作品をパクっただけの、何の工夫も感じられない既視感ただよう内容です
料理店の生け簀の魚と少年の交流とか、新鮮味に欠けるストーリーであり、よくも
こんなアニメーションを作ったものだと呆れてしまいます
やたら角ばったキャラクターの魚たちは技術的な問題ではなく、意図した上でのデザインなのでしょうが、魅力的で愛嬌があるようには映りません
欧米の映画バイヤーたちは、「子供向けの娯楽作品だから、この程度でも十分」だと思っているのかもしれません
親に連れられて週末の映画館に出かけたこどもたちが、こんな出来の悪い中国製のパチもんアニメを見る羽目になるのは気の毒な限りです
ちなみにファインディング・ニモの予告は以下のようになっています

Finding Nemo


魚たちとカモメの出会うシーンなど、パチモンとしか思えません
中国の制作者はこんなものを作って、「我々はピクサーに負けていない」とでも言いたいのでしょうか?

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