朝日新聞「天声人語」で橋下徹を中傷する表現
週刊朝日の差別的な記事が世間から批判を浴びたばかりですが、今度は朝日新聞の看板コラム「天声人語」がやらかしています
「天声人語」は朝日新聞の論説委員が執筆を担当しているのでしょうが、そのセンスには大いに疑問を感じるところです
気に入らない政治家を貶めたいとの思いがほとばしり出た、便所の落書きにも等しい内容であり、「良識」を売りにするメディアのやることかと呆れます
橋下氏を「じじごろし」「年の差婚のしたたか女」 天声人語に「希代の悪文」と非難轟々
上記の記事にあるように、「石原氏がほれたと公言する橋下氏は、政界でいう『じじごろし』に違いない。新代表を最強のリーダーと持ち上げ、ヘアスタイルを変えた。『何が目的か分からない年の差婚をした、したたかな女のよう』。きのうの東京紙面にあった、山本貴代さんの見立てに納得した。その縁の吉凶は知らない」と下衆な表現で維新と太陽の党の統合劇を揶揄しています
このコラムを特に差別的な表現だとは断じません。ただ、書き手の視点がとても下卑ており、とても「一流」を自負するメディアの仕事だとは思いたくない表現です
「天声人語」が引用しているところの、「女性生活アナリスト・山本貴代さん」が何者かは知りませんが、政治家の行動を結婚にたとえて、ワイドショー的な目線から何かを指摘したつもりなのでしょう
しかし、そのような「女の視点」で政治を語ったところで、何も見えてきたりはしません。政治家たちの集合離散は珍しいことではありません。バリバリの左翼出身者から保守、中道の路線を信奉する政治家までが「民主党」と名で結婚していた事実を指摘するまでもなく
政治的な思想、信条に相違があっても手を組んでしまうところが政治家の政治家たるところで、いちいち「歳の差婚」などと下卑た表現を用いるまでもありません
ところがこんなワイドショーを見てヘラヘラ笑っているおばさん目線の指摘を、朝日新聞の論説員が持ち上げ、同意を示すのですから呆れるばかりです
かつて小泉首相の政治手法をメディアは、「政治をワイドショー化した」とか「小泉劇場」と批判したのですが、事実はその逆でしょう。メディアがワイドショー的な視点で政治を語るようになり、それを「政治をわかりやすく伝える技法」だと勘違いしてしまった結果です
そして朝日新聞の「天声人語」も、ワイドショー風の語り口でしか政治を表現できなくなってしまった、というわけです
朝日新聞のコラムに何も期待はしませんが、このような語り口でよいのか、編集部内でしっかり議論しては?
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