劇場版アニメ「モンスター・ホテル」がコケる
ソニー・ピクチャーズ・アニメーションによる劇場版アニメーション「モンスター・ホテル」が公開されたのですが、興行収入では初週10位に入っただけで、2週目以降は圏外に消えてしまいました
全国204スクリーンで公開され、興行収入は初週の時点で3400万円です。2週目でどれだけ客を集めたのかは不明ですが、興行収入1億円にも届かない惨敗に終わったと思われます
映画『モンスター・ホテル』その1
中身からすれば小学生くらいのこどもたちと親を対象にしたアニメーションなのでしょう。アメリカでもほぼ同じ時期に公開されており、7週連続で興行収入10位以内にランクインし、1億4000万ドル(約80億円)を稼いでいます
なぜこれほどまで日米で明暗が分かれたのでしょうか?
アメリカではおそらくこどもたちが、登場する数々のモンスターに大喜びし、ウケまくったのでしょう。他方で日本のこどもたちは不気味なキャラデザインに共感できなかったのではないか、と思われます(そもそも不気味なモンスターの登場する映画なので、見たいとは思わなかったのでしょう)
「ポケモン」に登場するような愛嬌のあるデザインのモンスターなら別でしょうが
さて、アカデミー賞の長編アニメーション部門の審査対象作品21本が発表されており、この「モンスター・ホテル」も含まれています。他にも日本でコケた「メリダとおそろしの森」が含まれています
『コクリコ坂から』『神秘の法』がアカデミー賞対象作品に! 長編アニメ出品作が発表
審査ではこの21本から最終ノミネート作品5本に絞り込み、来年1月に発表されます。日本からはスタジオジブリの「コクリコ坂から」が名を連ねており、最終ノミネートに残れるか、気になるところです
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