日本アーティストの海外公演 大入りか大コケか?

アメリカ在住のコンサルティング企業経営の日本人が、「ラルク・アン・シエルのアメリカ公演は大コケ状態だったのに、日本のメディアは報じようとしない」と批判する記事を書いています
中身は中国系アーティストのアメリカでのビジネス展開を大絶賛し、それに比べて日本は、とくさす内容です
さて、実態はどうなのでしょうか?

ラルクアンシエルや香取慎吾の米国公演大コケはなぜ隠される?

アメリカのメディアは自分たちこそがショービジネス本流であり、ポップミュージックも映画もミュージカルもアメリカこそが本場なのだという自負心に凝り固まっているように映ります
他方でフランスは昔から異文化を面白がり、評価してはばからない度量の広さがあります。日本文化が100年以上も前からパリを中心としたフランス文化圏で大いに評価され、歓迎されてきた事実をいまさら指摘するまでもありません
アメリカならばまず日本文化にケチを付け、批判し、愚弄するところから始めるでしょう
上記の記事を見ると、そんなアメリカの価値観がそのまま反映されているようにも感じられます
記事の指摘するようにラルク・アン・シエルのアメリカでの公演は客の入りが芳しくなかったのかもしれませんし、三谷幸喜の劇は「高校の学芸会」程度の舞台だったのかもしれません
ただし、それがすべてではありませんし、それだけで評価を下すのはアメリカのメディアの偏見と同じでしょう
ラルク・アン・シエルのパリ公演についてレポートしているウェッブサイトがありますので、そちらを御覧ください

FRANCE 2 がL'arc-en-ciel のパリ公演をレポート(動画&プチ解説)

日本からの数百人のファンがパリ公演に駆けつけたようですが、それ以上に現地のファンがホールを埋めているように見えます。上記のようなアメリカ公演での不人気があったとしても、他の国でもまったく人気がないと決めつけるのは偏見でしょう
さらに付け加えれば、中国系のアーティストがニューヨーク周辺のカジノリゾートで公演をし、そのためにチャイナタウンに無料送迎バスが走っている現状を「素晴らしい」と絶賛できるのでしょうか?
中国系アメリカ人をカジノに呼び込んで散財させるため、客寄せパンダになっているだけであり、アーティストの人気や実力が評価されているとは思えません
何をもって成功と判断するかは人それぞれですが、日本のアーティストがカジノの客寄せパンダと化すのを喜び、大絶賛する日本人ファンはいないと考えます
上記の記事を書いたアメリカ在住の田中秀憲には、中国系アーティストが大成功しているように映っているのでしょう

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