「スーパーマンが新聞記者を辞めた」のを皮肉る朝日新聞
アメコミの代表的なヒーロー、スーパーマンのクラーク・ケントが、最新巻で長年勤務したデイリープラネット社を退社する展開を迎えたのだそうです
新聞記者を辞める決断をしたスーパーマンを、朝日新聞の「天声人語」が10月26日の紙面で皮肉まじりに取り上げており、さまざまな反応が起こっています
「活動の場ネットに移す」が気に入らず 朝日天声人語がスーパーマンに「クレーム」
朝日新聞の天声人語は以下の内容です
華が足りないのか、新聞記者が主役の活劇は少ない。ささやかな誇りはアメリカンヒーローの重鎮、スーパーマンである。仮の姿のクラーク・ケントはデイリー・プラネット紙記者。編集局からの「出動」も多い
▼その人が新聞社を辞めるという悲報にうろたえた。おととい米国で発売された新作で、上役に「スクープが少ない」と叱られ、こう息巻いて職を辞したそうだ。「新聞はもはや、ジャーナリズムではなく娯楽になり下がった」
▼作者によると、退社後は「現代的なジャーナリスト」として独立し、インターネットでの発信に挑むらしい。「新聞で人助け」とか言っていたのに、そりゃないぜクラーク
▼1938年に登場した正義の異星人。一貫して新聞記者の設定で、作者が代わっても勤め先は同じだった。「勤続70年」の転職である。同業の目には無謀と映るし、ひがみ半分、いわば副業だけに気楽なもんだとも思う
▼娯楽だと嘆いたのは場の勢いだろうが、新聞の暗中模索は米国に限らない。メールも携帯小説も同じ文字文化だから、課題は活字離れではなく、紙離れだろう。小紙を含め、有料の電子版が競う世だ。空さえ飛べる男が時流に乗るのは道理かもしれない
▼記者としての彼の難は、スーパーマンが降臨するほどの修羅場で「突然いなくなる」ことだった。体が一つしかないのは当方も同じ、あれもこれもの器用さは持ち合わせない。ひそかな自慢が業界を去っても、新聞という地味な人助けにこだわりたい。
何というか、居酒屋で1人飲んでいるオヤジが愚痴をこぼしている感があります
新聞の1面を飾るコラムがこれでよいのか、と自分などは思うのですが
もちろん、愚痴や不満を表明するのも情報発信の1形態であり、頭ごなしに否定はしません。肩肘張って政治家を叱責するだけが「天声人語」の役割ではないのですから
それでもこの愚痴はいかにも低俗でしょう
クラーク・ケントのたどり着いた「新聞はもはや、ジャーナリズムではなく娯楽になり下がった」との心境をまるで理解できず、腰掛けで記者をやっている奴は気楽だね、と皮肉っているのがいかにもこのコラムを執筆している朝日新聞の論説委員の安っぽいオツムの中身を反映しているようで、気色悪い限りです
こんな考えしか持ち合わせていない人間が編集している新聞が「朝日」なのでしょう
俺様はジャーナリストだとふんぞり返っている人間が、年収2千万円でこんなコラムを書いているわけです。これでは新聞は娯楽どころか、便所の落書きも同然でしょう(皮肉です)
かつては受験生に対して学校の教師が、「朝日新聞の天声人語を毎朝読め。試験に出るから」と言ったものでした。あるいは文章の手本として、「天声人語」を筆写すれば文章が上達する、と主張した文化人もいました
この内容を筆写しても、何の役にも立たないのは明らかです
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