「おい、小池」逃走中の殺人犯 11年目で病死

平成13年に2人の男性を殺害した容疑で指名手配されていた小池俊一容疑者(52歳)が、岡山市内で病死していたと報じられています
小池容疑者は小笠原準一との偽名を名乗り、岡山市内で67歳の女性宅に同居していたそうです
同居していた女性はこの男が殺人事件で指名手配されている小池容疑者だとは気がつかなかった、と述べているようです。が、一部の報道では「2005年頃から偽名だと気がついていた」と警察に説明しているようです
犯人を匿えば、それだけで罪に問われるのですが、本当に気が付かなかったのでしょうか?
当然、この小笠原俊一と名乗る男性の過去を詮索し、問い質そうとしたはずだと思うのですが
岡山市内で飲食店を経営していたこの女性の店に小池容疑者が客として来店し、その後女性のマンションに同居するようになった、とありがちなストーリーも報じられています。小池容疑者は就労しておらず、生活はすべてこの女性に面倒を見てもらうというヒモ生活だったのでしょう
そうまでして小池容疑者に入れ込んだ理由は分かりません
小池容疑者が偽名を名乗って生活していたの以上、当然自首するなどなく、己の罪を悔い改める気がなかったと考えられます
法律の改正によって重大な殺人事件は時効の制度がなく、いつまでも警察に追われる身になりました。それでも逃げれるだけ逃げてやろうと決意していたのかもしれません(2人を殺害しているのですから、逮捕されれば死刑になる可能性大です)
事件そのものは被疑者死亡で決着してしまうのですが、10年以上も公開で指名手配しながら捕まえられなかったという後味の悪い結末です

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