田中真紀子大臣が「山中教授に洗濯機をプレゼント」と提案
田中真紀子文部科学大臣がノーベル生理学賞を受賞した京都大学の山中教授に洗濯機をプレゼントしようと閣議で提案し、閣僚が賛同したと報道されています
ノーベル賞決定の報せを受けたとき、山中教授が自宅の洗濯機を修理していたとのエピソードを受けての提案なのでしょう
こうした行動でウケを狙っているのは不明ですが、文部科学大臣として日本の科学研究の将来を考え、政策を実現する役割を担っている田中真紀子に自らの職責について自覚があるのか疑問です
田中真紀子文相セコイ!「山中教授に洗濯機贈ろう」購入代金は割り勘
山中教授らが民主党政府による仕分けの煽りを受け、研究費を削られて苦労した事実を直視するなら、洗濯機のプレゼントではなく研究費助成を提案するべきであり、同時に民主党による仕分けの誤りを認め国民に謝罪して当然でしょう
こんなバカな提案をする田中真紀子に政治家としての能力があるのか、ますます疑問に思うばかりです。日本の科学研究をこの先10年、20年どう進めるか、という視点は持ち合わせていないからこそ、こんな発想しか湧かないのだと言えます
さらにこの田中真紀子のバカな提案に賛同する閣僚も閣僚です
無能な人たちの集団、と映ってしまいます
当然、山中教授だけを厚遇すればよいというものではありません。有意義な研究に取り組んでいても研究費の工面に苦労している人たちはいるわけで、どのような分野の研究を助成し、支援するかを考えていかなければならないの
です。他方で、インチキな研究成果を誇示して研究費をだまし取ろうとする人間もいます(ハーバード大特別研究員とか自称して)
そんなニセ研究者に振り回されない仕組みを文部科学省は考える必要があるのですが、田中真紀子大臣には理解できていないのでしょう
山中教授については今年、文化勲章が贈られるはずで(2010年に文化功労者として顕彰)、いまさら閣僚が何かを私的にプレゼントする必要などないのです
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