大阪府警の少女準強姦事件 懲戒免職処分に

大阪府警の警察官のグループが海水浴に行き、未成年の少女に酒を飲ませ酩酊させた上で強姦するという事件がありました
準強姦罪の疑いで永田昌也巡査長らを逮捕したものの、処分保留で保釈していたのですが、大阪府警は関係者の処分を発表しています


10代の女性に酒を飲ませて乱暴したとして、大阪府警は1日、府警布施署の巡査長、永田昌也容疑者(27)=大阪府箕面市今宮3=を準強姦容疑で逮捕した。府警によると「無理やりではないが、そういう行為をしたことは間違いない」と供述している。
府警は永田容疑者と一緒にいた別の同署員2人も別の10代の女性に胸を触るなどのわいせつ行為をした疑いがあるとみて捜査している。
逮捕容疑は7月31日午後4時ごろ、大阪府貝塚市内の海水浴場で、知り合った10代の専門学校生に酒を飲ませ、泥酔させた上で乱暴した疑い。
府警によると、永田容疑者は非番で同署勤務の同僚4人と海水浴に出かけ、知り合った10代の女性3人と一緒に酒を飲んでいた。介抱を装い女性を乱暴しているのを海水浴客が目撃し、地元の観光協会が連絡を受けて110番した。
(日本経済新聞の記事から引用)


準強姦容疑に問われている永田昌也巡査長を懲戒免職処分としたのですが、これはあくまでも警察部内の人事上の処分です
なぜ準強姦容疑で大阪地検が起訴をせず、事件の処理を宙に浮かせたままにしているのかが疑問です
未成年者の酒を飲ませ抵抗できない状態にして強姦し、「合意の上だった」と釈明するなど、警察官にあるまじき態度でしょう
また、そのような弁明がまかり通るのを世間が許したりはしません
それでも刑事責任を問うのに決め手を欠くのか、処分保留で保釈しています
起訴して公判に持ち込む前に被害者と示談を成立させろ(示談の条件として被害届の取り下げがあるのは当然です)、と示唆しているように見えてしまいます
強姦事件は親告罪なので、被害者が被害届を取り下げれば検察は起訴しないのですから
それでも上記の記事のように、永田容疑者があくまで「合意の上だった」と主張しているのであれば被害者との示談交渉も難航しているのでしょう
大阪府警が新たに公然わいせつ罪で送検したのは永田容疑者にダメを押すためだった、とも解釈できます
追記:2014年、永田昌也被告(28)=懲戒免職=の判決公判が31日、大阪地裁で開かれ、三輪篤志裁判官は罰金30万円(求刑懲役6月)を言い渡されています

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