日本は「ロリコン文化」か「マザコン文化」か?
雑誌SAPIOの10月3・10日号で、「熟女ブームがきている」との記事が掲載されており、「文化全体がロリコンを志向している」反動として熟女ブームがあるのだと、随分無茶な展開で強引に結論付けています
熟女ブーム 文化全体のロリコン化に男性が辟易したため説
そもそも熟女ブームの根拠が、「人気お笑いコンビ『ピース』の綾部祐二(34歳)と『若貴の母』である藤田紀子さん(65歳)との熱愛報道」という、実に作り物めいた話題であるところが問題です
タレントとしてお世辞にも活躍しているとは言い難い藤田紀子を例に挙げ、熟女ブーム象徴のように扱うのですから苦笑するしかありません
記事で指摘しているところの、「AKB48をはじめアイドルを見ていると、まるで幼児のようにピョンピョン跳ねてしゃべり、未成熟であることをことさら強調しているが、その反動というのはあるかもしれない」との見識には頷けるところがあるのですが
ともあれ流行や風俗の一端だけを切り取り、◯◯ブームが来ていると断言するのはメディアによる煽りであり、押し付けでしょう
もう1本の記事でも熟女ブームを力説しているのですが、これはもう記者や編集者の趣味と言うほかない内容です
新宿ゴールデン街には男を吸い寄せる伝説的な熟女が多数いた
単に飲み屋の女性が好き、というだけの記事です
記事の中にある「日本の男社会は壮大なマザコン文化だ」と断言した哲学者とは誰なのでしょう。ご存知のかたはご教授下さい。
自分が思い当たるのは社会学者の上野千鶴子で、日本社会の問題としてマザコン少年の存在を挙げ、自閉症も母子密着が生み出した病理だと決めつけたため轟々たる批判を浴びた事件がありました(自閉症は母子密着によって生み出される病気ではなく、先天的な脳の機能不全によるものと考えられており、上野千鶴子の主張は根拠のない偏見です)
上野千鶴子著「マザコン少年の末路―女と男の未来〈増補版〉」については別の機会に取り上げます
さて、本当に熟女ブームなるものがあるのでしょうか?
さらには「マザコン文化」なるものが実在するのでしょうか?
判断の基準は人それぞれですが、広く大衆に認知されないものをブームと呼ぶのは強引すぎます
「少年ジャンプ」に熟女が主役のラブコメが連載されるようになれば、本物のブームなのかもしれません
あるいは京都アニメーションが熟女アニメ(どんなものか想像もつきませんが)を制作するようになったら、ブームだと言えるのかもしれません
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