キャンプで小学生を殴ったPTA会長(無職)逮捕
京都市の小学校が8月に実施したキャンプで、参加していた6年生の男子児童が
PTA会長の男性に殴られけがをする事件があり、このPTA会長が傷害容疑で逮捕されたと報道されています
キャンプで児童蹴る…傷害容疑のPTA会長逮捕
39歳で無職の橋本英司容疑者とはどのような人物だったのでしょうか?記事によれば、児童の保護者で「おやじ会」を作り、児童をキャンプに連れて行ったとあります
しかし、引率者であるこの「おやじの会」が酒を飲み、酔っ払っていたというのはあまりに自覚を欠いた行動でしょう。「ダメおやじの会」だったとしか思えません
キャンプをした場所がたとえ安全なキャンプ場であったとしても、引率者が酒に酔っていたのでは児童の急病やけが、自然災害などに対応できないからです
物見遊山気分で酒を飲みつつキャンプを引率していたのでしょう
おやじのダメっぷりをこどもたちに示すのが活動目的だったのだろう、と皮肉を書いておきます
重ねて指摘しておきますが、「ボランティアだから児童の安全に責任は負い得ない」との主張は論外です。ボランティアが児童の野外活動を引率し、川遊びで児童が溺死した事件が過去にあったのですが、ボランティアは引率者として責任があったとの判例が示されています
地域ごとに男性もこどもたちの教育活動に加わろと「おやじの会」など、さまざまな組織が活動しています。その趣旨や意義を否定するつもりはありませんが、関わりを持つからには責任と自覚が必要です
引率した「おやじの会」のメンバーがこどもたちとの関わりを重視するのであれば、キャンプを終えてこどもたちを無事に帰すまで飲酒しないとの自覚を持つべきでしょう
そのような「大人としての責任」を見せるのも大切な活動目的のはずです
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