韓国で放送中の人気アニメ「雲のパン」

これまでにも韓国のアニメーションを何度か紹介していますが、賞賛できる作品というものはほとんどありませんでした
当ブログの姿勢としては日本のアニメーション作品と比較し、その優劣に言及するのが前提ですから、見劣りする韓国のアニメーション作品を無理やり誉めるわけにもいきません
さて、今回紹介するのは韓国の放送局KBSで現在でも放送が続いているこども向けアニメーション「雲のパン」です
2005年ボローニャ国際児童図書展で注目された韓国の絵本「雲のパン」をアニメ化したものであり、KBSでは2011年から放送が続いています

「雲のパン」



こども向けアニメーションだからとって手を抜いたりせず、丁寧に作られているところに好感がもてます
絵本の世界であるのを前提に、登場人物の紙のような薄っぺらい姿で描かれており、CGアニメっぽさを極力抑えた作りになっています(もちろん手描きではなくCG合成なのでしょうが)
韓国のこども向けアニメで世界各国へ輸出されている「ポロロ」が、いかにもCGアニメっぽい絵であるのとは対称的です
どちらが優れているのか断定はできませんが、「雲のパン」には手描きの絵本をめくるようなわくわくする期待感があり、それはこどもたちも感じ取れるのではないでしょうか?
「雲のパン」のように、日本のテレビアニメーションとは違う方向を目指すのであれば、韓国のアニメーションも成功する可能性が十分にあるのではないか、と感じます

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