韓国のボーカロイドはその後、どうなったのか?
昨年、韓国でもボーカロイドが発売され話題になっているとの報道があったのですが、その後どうなったのでしょうか?
まずは日経トレンディの頭の悪い記事を紹介しましょう
次の「韓国発ヒット」はこれ! K-POPボーカロイド、進化型ネットスーパー
昨年から韓流ブームが再燃している。K-P0Pや韓国ドラマだけでなく、食品や飲料のヒットも相次ぎ、気付けば、さまざまなジャンルの韓国製品が日本を埋め尽くしている。
この流れはしばらく続きそうだ。そこで、次に上陸するかもしれない韓国発ヒットの芽を探した。
韓国のバーチャルアイドルから、K-POPスターとつながるスマートフォンアプリ、進化型ネットスーパーまで。現地で探し出した、次の売れ筋は――。
話題沸騰! K-POPを歌う「韓国版ボーカロイド」
韓国のテレビ局のSBS子会社、SBSアーテックが仕掛ける、ネコ耳キャラクター「SeeU(シユ)」。
ヤマハの最新の歌声合成ソフト「VOCALOID3」が韓国語にも対応したことから生まれたキャラで、すでにファン組織の会員が5000人を超えるなど韓国で注目されている。
ネコ耳と長い金髪が特徴的なキャラは17歳の設定。得意ジャンルはK-POPとバラードで、歌声は11月にデビュー予定のK-POPアイドル「Glam(グラム)」のメンバー、キム・ダヒーが担当。
「初音ミク」などの日本のボーカロイドのように歌詞とメロディを入力して、SeeUに韓国語などで歌わせることができる。
SBSアーテックは、「韓流ブームに乗り、アジア各国や米国へ進出したい」と話す。日本でも話題を集めそうだ。
とても、「さまざまなジャンルの韓国製品が日本を埋め尽くす」状況にはないのですが、日経トレンディの記者はどこか別の日本に住んでいるのでしょう
記事への突っ込みが目的ではありませんので、これ以上は踏み込みません
さて、記事にあるSeeUとは次のようなキャラです
[Korean Vocaloid] SV01 SeeU 1st Demo-song M/V
同じ静止画を繰り返し見せる工夫の欠片もないプロモーションビデオであり、センスのなさはいかんともしがたい気がします
しかし、このSeeUとは別に、昨年11月にはK-GINIという韓国製ボーカロイド登場を伝える記事が朝日新聞に載りました
MMD TEST Korean Idol K-GINI
歌って踊る動画ですから、上記のSeeUより完成度の高さは歴然です
しかし、やたら手足の長さを強調したキャラデザインは不気味さを醸しだしており、なんとも言い難い動画です。K-POPをそのままボーカロイドで表現したらこんな感じになりました、という作りです
YouTubeではこの動画への高評価は87件であり、低評価は362件です
さて、韓国のボーカロイドはこのSeeUとK-GINIのどちらが人気を集めているのでしょうか?
関連する報道を見る限り、韓国ではプロのミュージシャンが楽曲を提供する形でボーカロイドのプロモーションが進められているようです
日本では初音ミクに楽曲を提供する分厚いファン層が形成され、各種動画もファンが作って投稿しているのですが、韓国ではそこまでやるファンはまだいないようです
会場を借り上げてライブをやるところまでは至っていないのでしょう(ライブまで開催したなら、「日本に負けていない」とばかり韓国メディアが大々的に宣伝するはずです)
韓国がこの先、ボーカロイドをどう育てるのか、お手並みを拝見しましょう
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