映画「苦役列車」は前田敦子出演で大コケ
西村賢太の小説「苦役列車」を映画化され、公開が始まりました
しかし、土日の週末興行成績は全国で５千人ほどと、大コケ状態のようです
AKB４８からの卒業を宣言した前田敦子が原作にはないオリジナルキャラとして出演しているのですが、その知名度や人気が観客動員にまったく反映されていないと、日刊サイゾーが記事にしています
「ここまで動員力がないとは……」
映画「苦役列車」は全国７３スクリーンで公開されていますので、２０３スクリーンで上映中の「ヘルタースケルター」と比較するのはどうかと思います
「苦役列車」の公開規模から考えると、目標は５億円以下でしょう
なぜ前田敦子を原作にないオリジナルキャラとして加えたのか、その意図は分かりません。主人公が憧れる女性、という設定で加えたのかもしれませんし、前田敦子出演によってそのファン層を映画館に呼びこもうとする狙いなのかもしれません
しかし、前田敦子が出演するから映画館へ行こうとする人よりも、原作にない役で前田敦子が出るなら「苦役列車」の作品世界は台無しになるから映画は見ないと決めた人の方が多いとも考えられます
元々、夏休みに家族連れで見に行くような作品ではありませんし、恋人と２人で見に行く作品でもありません。映画好き、原作のファンが１人で見に行く作品でしょう
苦役列車 特集
ともあれ、女優前田敦子にとっては主演映画「もし高校野球の子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」が３００スクリーンで公開ながら、興行収入は目標の３０億円どころか７億５千万円程度に終わった苦い経験の再来と言えます
ですが、前田敦子が本物の女優を目指すのであれば、こうした不評を乗り越えなければなりません。女優が自らの演技をあれこれ語ったり、釈明しても仕方のないところで、あくまで作品で結果を出すしかないのですから
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