大津の中学生自殺 加害者の親はPTA会長

大津市立皇子山中学校の男子生徒がいじめを苦に自殺した事件で、加害者とされる生徒の素性があれこれ報道されていますが、今度はその親の異常な行動が週刊誌の記事になっています

大津いじめ自殺 「息子は悪くない」加害者の母が撒いたビラ

記事によれば、「昨年秋に開かれた緊急保護者会の前に、A君の母親が校門前でビラを配ったそうです。仲のいい何人かの親と一緒だったと聞きました」とあり、そのビラには「『息子の痛みをわかってやれなかったのはそちら(少年の両親)のはず。うちの子が悪いというのは責任転嫁です』といったことが書かれていた」とあります
さらにPTA会長だったこの母親は保護者集会でマイクを握り、「うちの子は仲よくプロレスごっこをしていただけなのに、犯人扱いされて学校に行けなくなった。うちの子が自殺したら、ここにいる保護者や先生の責任だ」と叫んだのだとか
釈明するならともかく、これだけ攻撃的な言動に出るのも珍しいと感じます
この母親の言動に影響されたのかどうかは不明ですが、学校側の腰が引けた態度も非情に不可解です
ともあれ、大津市は民事訴訟で被害者側と和解する方向へ態度を変更しました
加害者とされる少年側は「いじめはなかった」とあくまで責任を認めない構えでいますが、大津市側が和解に踏み切った場合はどうするつもりなのでしょうか?
責任の割合で考えるなら、直接暴行を加えていた3人の少年の責任が一番大きいのですから、損害賠償の負担割合は3人で数千万円になると予想されます
もちろんこの民事訴訟で負けても、一審の判決を不服として争い続けるのは可能ですが、訴訟費用もかかります
世間の批判を浴び、なおかつ多額の賠償まで背負うのですから大変な事態になります
上記の記事にある主犯格とされる少年の父親は映像関係の会社を経営している人物です。しかし、会社の名前もすでに知れ渡っていますので、今後は商売もままならない状態に追い込まれる可能性もあります
この親子が世間に反発するのは勝手ですが、結果として相応の社会的制裁を受けるわけです
それを「差別だ」と主張するのは大間違いであり、自ら招いた結果です
早い段階で責任を認め、謝罪し、償う姿勢を示せばもっと違う展開になったはずです。「いじめではない。プロレスごっこだった」などという稚拙な主張が通用するはずがありません

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