ピラミッドを透視する技術 日本の研究者が開発
エジプトのピラミッドは研究が進んでいるとはいえ、まだまだ謎の多い遺跡です。毎日新聞は、日本の研究者が素粒子を利用した「ミューオトモグラフィー」によってピラミッドの内部構造を視覚化する計画を進めていると報道しています
ピラミッド:素粒子で「レントゲン」撮影計画 東大地震研
上記の記事だけでは「ミューオトモグラフィー」が何であるのか分かりません
検索すると幾つか紹介された報道、ウェッブサイトがヒットします
その中でも、鹿児島沖にある硫黄島を「ミューオトモグラフィー」で撮影し、火山の内部構造を捉えた画像を紹介しているウェッブサイトを取り上げます
宇宙線で火山を透視
あまり鮮明とはいえませんが、マグマが内部で対流している様子が表現されています
素粒子研究は日本でも盛んな分野であり、こうした実用的な利用法が開発されていると何やら嬉しくなってしまいます
世界各地にある遺跡を破壊することなく、その内部構造を調べることも可能になるとあれば、大きな成果ができるでしょう
ピラミッドの内部には未知の通路、隠し部屋があるとの説が唱えられているわけですが、その論争に決着をもたらすと考えられます
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