「韓流ブームは終わらない」宣言も先行き不透明

韓国のメディア、中央日報の記事で「韓流ブームは終わらない」とする韓国の実業家の談話が取り上げられています
一方、国内では韓流スターを集めた野外イベントを企画した会社が倒産し、チケット代も返金できない騒動が起きています
この2つの報道を併せて取り上げます
先に中央日報の記事ですが、以下のようになっています

「韓流ブームは絶対に終わらない」 
【ソウル聯合ニュース】韓流ブームはいつ終わるか分からないなどと懸念されるが、誤解しないでほしい。絶対に終わらない――。
東京・新宿に本社を置く韓流グッズ販売会社、韓流百貨店のキム・ドクホン代表の口癖だ。新大久保の韓流百貨店には1日平均1万人が訪れ、年間の売り上げは約9億円に上る。
キム代表は「日本の韓流ブームはもはや流行ではなくひとつの分野として確立した」として、ビジネスとして十分に成功できる基盤が整ったと語る。
キム代表は大学卒業を控えた1998年にアジア通貨危機が発生したのを機に、活路を求めて単身日本に渡った。以来14年で年商16億円を誇る韓流ビジネスを代表する企業家に成長した。
韓国食品店のアルバイトからスタートし、韓国貿易会社の社員を経て、2004年に韓国食品店を、2008年には韓国料理店をオープンした。韓国の食品や化粧品、ドラマのCDなどを販売する韓流百貨店は新大久保のほか、横浜と福岡にも店を構える。今月30日には新大久保に日本最大規模の韓国ショッピングモールをオープンする、
キム代表は「これまで韓流が私たちを食べさせてくれた。今後はわれわれが韓流ブームの定着に向け中心的な役割を果たしたい」と意気込みを語った。


韓流ブームで食いつなごうとする決意は伝わりますが、実態はどうなのでしょう
新大久保の韓流百貨店は1日平均1万人が来店し、年間売上は9億円なのだそうです。が、これを1日当たりの売上に換算すれば約250万円です。1日平均1万人の来店なら、客単価はおよそ250円にしかなりません
コンビニエンスストアより客単価が低いわけで、商売繁盛とは言い難い状況が見えてきます
主力商品がドラマのDVD(記事ではなぜかドラマのCDになっていますが)や化粧品なら商品単価はもっと高いはずであり、客単価が250円というのは理解できない数字です
実際の韓流百貨店もコンビニエンスストアと大差のない構えであり、これで年商9億円なら妥当なところでしょうか?


それでも一部のマニア向け、特殊なニーズ相手の商売であることにかわりはありません。年商100億円なら、「韓流ブーム」も本物でしょうが
さて、「韓流ブーム」にせよ、「K-POP人気」にせよ、日本で広汎な支持を受けているとはとても言い難い状況であり、韓国の関係者と一部の日本のメディアだけがあたかもブームであるように煽っているのが実情だと繰り返し当ブログでは述べてきたところです
さらに韓流ぼったくりイベントについて報道する新聞記事を当ブログで紹介したところ、「会社の信用を傷つけられた」とイベント企画会社の弁護士から抗議があり、ブログの記事を削除する結果となりました
ぼったくりイベントを堂々と実施しておいて、その実態を触れる新聞報道を引用しただけの個人のブログまで「名誉毀損だ」の「会社の信用を傷つけた」だの因縁を吹っかけてくるのですから、実に呆れた話です
そして本日2つめの話題、韓流スターが集うライブイベント「K-POP IN 豊岡・神鍋高原」が企画会社の倒産で中止になり、チケット代が返却されない事態になっているとの報道に移ります

チケット売れず韓流ライブ中止、主催会社破産で購入者へ返金なし

チケットぴあなどが販売した分については、チケット代金が返金されると報道さ


れていますが、倒産したアンフィニジャパンが直接販売したチケット約400枚分については返金がないのだそうです
アンフィニジャパンの社長は過去にマルチまがい商法で業務停止処分を受けた過去がある、いわくつきの人物だとされます。手っ取り早く金儲けができると踏んで、韓流イベントに手を出したのでしょう
それにしてもチケット代はすでに韓国の芸能プロダクションに前金として払ってしまったから返金できない、との言い分は不可解です。イベントそのものが中止になったのですから、前金として払った分の返金を求めるのが筋でしょう
金の流れがどうなっているのか、不明朗すぎるように感じます
野外で音楽イベントを開催するにしても、交通の便が悪い豊岡を選んだのはなぜかとの思いがありますし、そもそもK-POPで野外の会場を一杯にするだけの観客を動員できるとは考えられません
メインであるKARAのスケジュールにも豊岡でのイベント出演は予定されておらず、本当に出演の話がまとまっていたのか疑問視する声もあります
もっとも、K-POP歌手のイベントを巡るトラブルは枚挙に暇がないほど頻発しており、今回の件も決して異例の出来事というわけではありません
パリで2日間開催される予定だったSuper Juniorのコンサートはチケットが売れなかったため1日のみ開催となり、しかも空席が目立ったとの情報もあります
フランスで韓流熱風が吹き荒れていると報道していたのに、それが捏造だと証明してしまった格好です
夏場を中心にK-POPのイベントが各地で予定されていますが、出演者が急遽変更されたり、開催そのものが中止になったり、あれこれトラブルが発生するものと予想されます
韓国メディアはそうしたトラブルについて現地のイベント会社のせいにするなど、責任転嫁に熱心ですが、何よりもK-POP歌手とマネジメント会社に責任があると指摘し、改善するよう求めなければ人気を失うのは確実でしょう
2日間のコンサートを開催すると約束したなら、赤字覚悟でも実施するのがファンへの義務です
韓流ブームを本物にしたいのなら、もっと誠実な商売を心がけるべきでしょう

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