劇場版NARUTO新作 主題歌はアジカン
毎年、夏場に「NARUTO」の劇場版が公開されています。今年は主題歌にアジアン・カンフー・ジェネレーションを起用すると報道されています
他にも原作者である岸本斉史のロングインタビューを収録した特典DVDを劇場で配布するなど、プロモーションに並々ならぬ力を入れていると紹介されています
アジカン、劇場版『NARUTO』主題歌を担当!原作者たっての希望で9年ぶりのコラボ
「いくら自作の映画化とはいえ、週刊連載を抱える作家がここまで積極的に関わってくるのは非常にまれなことであり、岸本の本作への強い思いが伝わってくる」と書かれていますが、その背景はやはり劇場版の不振にあると思われます
「少年ジャンプ」に連載を続ける人気漫画の「NARUTO」ですが、劇場版アニメの興行成績は惨憺たるものです
アニメ第一期
劇場版 NARUTO -ナルト- 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!(2004年 13億7千万円)
劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ(2005年 11億8千万円)
劇場版 NARUTO -ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ(2006年 8億円未満)
アニメ第二期
劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝(2007年 12億1千万円)
劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 絆(2008年 11億8千万円)
劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 火の意志を継ぐ者(2009年 10億2千万円)
劇場版 NARUTO -ナルト- 疾風伝 ザ・ロストタワー(2010年 10億3千万円)
劇場版 NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン(2011年 6億円未満)
特に昨年公開された劇場版 「NARUTO -ナルト- ブラッド・プリズン」は興行収入が6億円に達せず、大コケしたと表現できるほどの惨状でした
これまで劇場版は原作者である岸本斉史の原案を採用したり、テレビシリーズを担当する脚本家がオリジナルのシナリオを書いたりしているのですが、大当たりした例はありません
劇場版「コナン」が常に30億円の興業収入を記録しているのと比べれば、その差は歴然としています
不振を脱するべく、前作「ブラッド・プリズン」ではミステリー作家の東山彰良を脚本に起用したのですが、上記のように大コケする結果となりました
おそらく視聴者はテレビシリーズを真性のストーリーとして追っており、劇場版は余分な番外編であり、見ても見なくても構わないものだと感じているのでしょう
ナルトとサスケ、マダラらとの因縁の対決とその結末が劇場版でしか見られない、となればファンは劇場に押しかけるはずなのですが
関係者と原作者の岸本斉史は、「ナルトの作品世界と数々のキャラクターを起用すれば面白いものが作れるはず」だと思い込んでいるのでしょう
ですがそれは作り手の思い違いであり、ファンが求めているのはあくまでもナルトとサスケの宿命の行く末なのだ、と自分は推測します
敢えて予想するなら、今年の夏の劇場版も大当たりとはいかず、興行収入10億円程度にとどまるのではないでしょうか?
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