「怪盗ルパン」未発表作品がフランスで出版される

こどもの頃、「名探偵シャーロック・ホームズ」や「怪盗ルパン」のシリーズを読んでいた方は少なくなと思います
自分もその1人です
ルパン・シリーズの生みの親であるモーリス・ルブランが書き残した未発表作品、「ルパン最後の恋」がこのたびフランスで出版され、話題になっていると報じられています

「怪盗ルパン」未発表作品を出版

日本でもどこかの出版社が版権を取得し、翻訳すると思われます
機会があればぜひとも読んでみたいものです
日本ではハヤカワ・ミステリー文庫がルパン・シリーズの全作品を翻訳・紹介する企画だったそうですが、出版がままならない状態で中断しています
したがって、日本語ではルパン・シリーズの全容はまだ紹介されていないわけです
さて、ルパン・シリーズといえば日本の「ルパン3世」が思い浮かぶのですが、ルブラン家は「勝手にルパンの名を使われた」と不快感を示しているとの伝えられています(真偽のほどは分かりませんが)
「ルパン3世」はともかく、本家本元のアルセーヌ・ルパンの物語をアニメーションでやってみてはどうか、と自分などは思ってしまいます
ただ、原作を忠実にアニメ化するとなると、日本の制作会社は躊躇するでしょう
やはり大胆に翻案したり、創作を加えるなどしないと、現代の視聴者にはウケないと考えるはずです
以前、フランスで作られた「アルセーヌ・ルパン」のアニメーションを紹介しました
ルパンを主人公にしてはいるものの、原作から離れたオリジナルのストーリーだったはずです
日本では現在、ルパンの物語を森田崇が漫画化した「アバンチュリエ」が雑誌に掲載されています
原作ファンからも、「無駄な改変なしに原作の持ち味を生かしている」と評判のようです
ただしAmazonのレビューでは「絵が下手」だと突っ込みがあります(それでも星は5つの評価)
時代考証も含め、ビジュアル化するのはなかなか大変だと思いますが、日本の漫画家がその難しい作業に挑んでいるというのは嬉しくなってしまいます
本場フランスでもルパン・シリーズを原作通り忠実に描いたバンド・デシネが刊行されているそうですから、そちらも興味が湧きます
「アバンチュリエ」がアニメ化される日が来るのでしょうか?
「名探偵コナン」がアルセーヌ・ルパンの残した謎と対決する、などという企画も面白いと思うのですが、工藤新一はホームズ派ですからルパンにはあまり関心がないのかもしれません
とりとめもない内容になってしまいましたが、「ルパン最後の恋」だけでも劇場版アニメーションの題材としては十分のような気がしましたので、思いつくまま書きました

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