居酒屋「和民」 労働時間管理はでたらめと発覚
居酒屋「和民」を経営するワタミフードサービスの渡邉美樹会長は東京都知事選挙に出馬したり、日本の教育は斯く斯く然々のごとく改革しなければならないと提言するなど、改革派の経営者として知られています
しかし、その一方で「和民」では過剰なまでの時間外労働を強制された女性社員が自殺に追い込まれるという事件も生じ、渡邉美樹会長の経営手腕への疑問も浮上しています
上記の女性社員自殺問題について当ブログでも過去に触れたところですが、このたびワタミフードサービスの労働基準法違反の実態が報道されていますので、あらためて言及します
ブラック企業と呼ぶにふさわしい実態が暴露されています
ワタミフーズが適正な手続き踏まずに時間外労働 / ネットユーザー「予想通りだ」
時間労働を会社側が一方的に月120時間までと定めているのですから、唖然とさせられます
月80時間の時間外労働で「過労死の危険がある」と警告されているのに、120時間まで働けというのですから、あくどいにもほどがあります
渡邉美樹会長はこうしたずさんな労働時間管理の実態を、「知らなかった」で済ませるつもりなのでしょうか?
女性社員が自殺し、労働災害に認定された際に渡邉会長は「労務管理できていなかったとの認識は、ありません。ただ、彼女の死に対しては、限りなく残念に思っています。会社の存在目的の第一は、社員の幸せだからです」と発言しています
実際には会長自らが指示しアルバイトや社員に、「死ぬまで働けや、ゴラァ」とやっていた可能性があります。従業員を平気で使い潰すブラック企業の典型でしょう
経営者は責任を取って辞任するのが相当ですが、オーナーである渡邉美樹会長はどうするつもりなのでしょうか?
記事の文末でワタミフードサービスは、「次回の協定更新時に改める」との姿勢を示していますが、即時に労働協定を改定すべきでしょう
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