カンヌ映画祭へ殴り込み 韓国アニメ「豚の王」
5月はカンヌ映画祭が開催される月であり、さまざまな映画の話題が飛び交います
韓国メディアは劇場版長編アニメーション「豚の王」がカンヌ映画祭に出品されると記事にしています
「豚の王」韓国長編アニメとしては初のカンヌ映画祭出品決定!
ヨン・サンホ監督の長編アニメ「豚の王(The King of Pigs)」(製作:「豚の王」政策委員会スタジオダダショー、配給:KT&Gサンサンマダン)が、カンヌ国際映画祭に出品されることが分かった。
「豚の王」の配給会社であるKT&Gサンサンマダンは24日「アニメ『豚の王』が第65回のカンヌ国際映画祭の監督週間部門に出品された同時に、新人監督に与えられる賞『カメラ・ドール』部門の候補に名を挙げた」と語った。
「豚の王」は、韓国のアニメ史上初めて残酷なスリラーを掲げ、韓国の観客に強い印象を残しており、米国映画専門紙「バラエティ」を通じて出品が有力視されていた作品だ。
実際、韓国の長編アニメとしては初めてカンヌ国際映画祭進出と言う快挙を堂々と成し遂げた。これに先立って2009年、短編アニメ「Dust Kid」(監督:チョン・ユミ)が監督週間部門に招待されたが、長編アニメとしては「豚の王」が初めてである。
(中略)
5月16日からフランスのカンヌで開かれる第65回カンヌ国際映画祭には、イム・サンス監督「お金の味」とホン・サンス監督「他の国で(In Another Country)」 が、コンペティション部門の出品作に選ばれたことに次ぎ「豚の王」が監督週間部門に出品され、もう一度韓国映画の力を世界に知らせることになった。
ソース:Kstyle 2012年04月25日18時41分
韓国アニメとして初のカンヌ映画祭コンペティション部門参加かと思いきや、監督週間部門での参加でした
「豚の王」とは以下のような作品です
Korea animation movie King of Swine trailer
中学1年生の残酷な暴力と復讐を描いた異色のアニメで、昨年12月に韓国で公開され2万人近い観客を動員した、と別の報道では紹介されています
2万人の観客動員ではとても制作費の回収は不可能でしょう
短い予告編だけでは全体像が見えてこないのですが、いったいこれで何を表現しようとしたのかさっぱり分かりません
暴力は人間の本質に関わるものであり、それも1つの身体表現です
しかし、ブチ切れた中学生がケンカを繰り返す様を1時間近く見せるだけなら、観客はうんざりしてしまうでしょう
もっと何か斬新な表現があるのか、見せ場があるのか気になるところです。が、この作品については検索しても情報が見当たりません
カンヌ映画祭が始まれば韓国メディアは「豚の王」がいかに優れた作品であるか、紹介する記事を書くはずですから、それを待ちましょう
ちなみに今年のカンヌ映画祭には、日本から三池崇史監督作品の「愛と誠」が正式参加とか、公式上映作品に選ばれたと報道されているのですが、これはコンペティション部門にノミネートされたという意味ではありません
カンヌ映画祭は映画の見本市ですから、コンペティション部門でパルムドールを競う以外にもさまざまな映画が上映され、紹介されます。そうした作品の1つとして「愛と誠」が選ばれただけであり、日本のメディアはそこをきちんと分けて扱うべきでしょう
「愛と誠」
インド映画のように歌って、踊っています
(関連記事)
誰が見る? 韓国劇場版アニメ「我は神なり」
カンヌ映画祭参加の韓国アニメ「豚の王」 大コケ
韓国の劇場版アニメ「Seoul Station」が高評価?
韓国政府 アニメ育成に400億円投資
韓国 実写版「テコンV」資金不足で中断
最新の中国ロボットアニメ「Combat Armor Steel Wings」
アニメキャラとセーラー服を語る米国人
日本アニメが亀甲船をパクったと批判する韓国メディア
「名探偵コナン」になれなかった金田一少年
Cool Japanに勝利したCool Koreaと報じるメディア
音楽とアニメ 「坂道のアポロン」でジャズ人気?
日本超えた韓国アニメ「ゴースト・メッセンジャー」はどうなったのか?
ポケモンを超える中国アニメ「Tofu Boy」
韓国短編アニメがザグレブ国際アニメ映画祭でグランプリ
「サイボーグ009」完結編を関係者が制作
第64回カンヌ映画祭 日本からは2作品がエントリー
市川海老蔵主演「一命」カンヌ参加で飛び交う憶測
「萌の朱雀」
祝 河瀬直美監督 カンヌ映画祭カロスドール受賞
2004年カンヌ 映画「イノセンス」の話
カンヌ映画祭 北野監督作品は賛否両論
カンヌ審査員賞 是枝監督「そして父になる」
朝鮮日報「結局、日本のアニメには追いつけないニダ」
日本アニメの「雨の表現」に驚く韓国