音楽とアニメ 「坂道のアポロン」でジャズ人気?
4月から放送が始まったアニメ「坂道のアポロン」はジャズに熱中する高校生を描いた作品です
この作品をきっかけにジャズの人気が復活するかもしれないとの記事をオリコンが掲載しています
「音楽×アニメ」の相乗効果、次はジャズ
ジャズのCDを売りたいとの思惑は十分に伝わってきますが、果たしてそれほどブームになっているのかどうかは疑問です
「のだめカンタービレ」でクラシック音楽が注目され、企画物のアルバムが売れたのは事実ですが、それが大きなムーブメントになって何かをもたらしたのかどうかは判然としません
「のだめカンタービレ」のドラマはヒットし、実写版映画も観客を集めました。主演の上野樹里はNHK大河ドラマの看板女優にまで出世したのですが、そこまでだったような気がします
それは「のだめカンタービレ」という作品の問題ではなく、到来したブームを生かせなかった業界側の問題でしょう
千秋真一のような王子様然としたクラシック演奏家を輩出していたなら、また違ったものになっていたはずです
「坂道のアポロン」は放送が始まったばかりで、今のところは無難にストーリーが動き始めたところです。これから面白くなるのかどうか、回を追ってみないと分かりません
上記のオリコンの記事のようにジャズブームを演出したいのであれば、やはりアイドル的なジャズ演奏家の登場が必要でしょう
もちろん過去の偉大なジャズプレーヤーは大勢いますし、名盤も数多く残っています
しかし、ブームを拡大し定着させるには、そして女性ファンを呼び込むには、やはり王子様が必要なのではないかと思うのです
初老のおっさんが額にシワを寄せてトランペットを吹いても萌えるとは考えられないわけで、やはり王子様風のクールでセクシーな演奏家の登場が必要でしょう
「坂道のアポロン」が実写ドラマ化される可能性はどうでしょうか?
フジテレビですから、おそらくはジャニーズ系の誰かが学生服姿で演じる姿が思い浮かびます。あまり期待できません
クールでセクシーなトランペットのサウンドといえば、ジャズの帝王と呼ばれたマイルス・デイビスの名が浮かびます。中でも、「time after time」は今聴いてもその色褪せない輝きを放っています
ジャズブームが到来するのかどうかは分かりませんが、これまでジャズを聴いてこなかった若い人たちには「坂道のアポロン」がジャズとの新鮮な出会いの場になるのかもしれません
余計な話ながら、中国や韓国にはこうしたアニメーションを作る発想はないはずです
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