中国がロケット打ち上げに失敗 残骸が村に落下
中国の長征ロケットが通信衛星の打ち上げに失敗し、残骸が付近の村に落下する事故が起きたと報道されています
現在のところ、民家や村人の被害はないとの話ですが、何とも危ない話です
長征ロケットの残骸が落下、立ち込めるガスに住民から不安の声
中国のロケット発射基地は複数ありますが、内陸部の四川省の発射基地は周辺に民家があります。当然、打ち上げに失敗すればロケットの残骸が周辺地域に落下するわけで、実に危険な行為を平然と繰り返しているのが実態です
過去にもロケットの打ち上げ失敗し、ロケットの残骸が村を直撃して多くの人命が失われる惨事を引き起こしています
中国の宇宙開発 長征2号3号の失敗
今回の墜落事故では人的被害がないとは伝えられているものの、記事の中身を見ると愕然とさせられる部分があります
上記の記事では、「水田の周辺一帯には黄色い刺激臭のあるガスが立ち込めており、呼吸もままならない状態だ」と表現しているのですが、これは住民がまったく無知のためでしょう
中国のロケットは推進剤(燃料)に猛毒の非対称ジメチルヒドラジンを使用しているのですが、中国の一般的な国民はこの事実を理解していないようです。記事を書いているメディアもヒドラジンがどれだけ危険で有害な物質か、まったく理解しないまま報道していると分かります
ヒドラジンは単に刺激臭が強いだけではなく、人間の体や金属を溶かしてしまうほどの危険な物質であり、発がん性もあります
ロケットの発射基地周辺に住む人々には、ヒドラジンの毒性についてまったく知らせていないのでしょう
都合の悪い情報は伏せ、輝かしい成果だけを強調するのが社会主義国の常套手段です
ロシア(旧ソ連)のロケットもヒドラジンを使用していたため、ロケット発射基地周辺の農地が汚染されてしまい、使い物にならなくなったという話もあります(当然、農民はその事実を知らされておらず、有害物質で汚染された土地で農作物を栽培し続けていたのですが)
昨今、世間を賑わせている北朝鮮の人工衛星打ち上げ問題ですが、北朝鮮の弾道ミサイルもこの猛毒のヒドラジンを使用しています
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