大阪市の腐敗 仕事中にメールで選挙活動
大阪市の橋下市長が推進している市職員の業務用メールの調査は、「人権侵害のおそれがある」と弁護士会からクレームがついたのですが、業務用のメールをチェックすることが直ちに人権侵害に当たると決めつけるのは強引すぎると思います
さて、この業務用メールの調査では、仕事中に平松前市長の選挙活動を支援するメールを大阪市の幹部がやり取りしていた実態が露見しています
大阪市職員メール調査でバレた「不正」 風向き一転、「人権侵害批判」から「もっとやれ」
メール調査が平松前市長を支持した大阪市職員をクビにする狙いがあるとの指摘はもっともですし、報復行為であるのは否めませんが、だからといって勤務時間中に仕事そっちのけで選挙活動を支援していた大阪市の幹部職員を擁護できません
調査の最終結果は来月発表されるようですが、問題のメールをやり取りした大阪市の幹部職員は今のうちに辞職を表明すべきでしょう
それとも開き直って橋下市長と徹底的に闘うつもりなのでしょうか?
橋下市長のやり方を「強権的だ」とか、「独裁だ」と批判したくなる心情は理解できますが、だからといって平松前市長の再選を目指した選挙活動に入れ込んで許されるはずはなく、中立の立場から踏み出してしまった以上、責任を取るべきでしょう
辞職しないのであれば、当然、3月の調査結果を受けて橋下市長は問題の幹部職員の懲戒手続きに着手するはずです
そうした事務手続きに人員を割き、手間を費やすことが大阪市と大阪市民のためになるとは思えません
あるいは反橋下を叫び、懲戒処分にも不服を申し立てて徹底抗戦すれば、どこからか援軍(香山リカとか)が駆けつけ形勢を逆転できるとでも考えるのでしょうか?
前にも取り上げた、平松前市長の再選を目指して選挙活動に深く関与した大阪市労働組合の幹部たちも辞職したという話は聞きません。まだ開き直って組合幹部の地位に居座っているのでしょうが、それで大阪市を取り巻く状況が良くなるとは思えません
組合の活動方針を誤り、大阪市と職員組合に迷惑をかけた事実を認め、すみやかに辞職すべきです
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