県職員が靴下フェチ 洗濯物窃盗で逮捕

毎日、さまざまなニュースが報じられるのですが、その中から自分の興味・関心にそってネタを選び出してブログに取り上げています
形としては殺人事件が多いのですが、もう1つ重大な関心事はやはり性の問題です
徳島県政策企画総局副課長という役職にあった男性が、昼休み時間に県庁の公用車で外出し、民家の軒先に干されていた女性の靴下を盗んだ容疑で逮捕されたという事件が目につきましたので紹介します
事件そのものは昨年12月であり、この男性(46歳)は懲戒免職処分となり、裁判では「女性や家族に不安感と大きなショックを与えたが、社会的制裁を受けて再発防止をっている」と述べ、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けています

墜ちた“県庁の星”…女性靴下フェチ、わいせつ画像

逮捕された男性は靴下フェチであり、靴下に異常な執着を示す性癖の持ち主です
県庁の政策企画総局にある男性の机やキャビネットの中から、女性用のブーツやサンダル、靴下、ストッキングが大量に見つかり、押収されたと記事に書かれていますので相当の量をコレクションしていたのでしょう。自宅には持ち帰れなかったのは既婚者であったためでしょうか?
この男性を単に「スケベ」と決めつけるだけでは事件の意味を読み誤ってしまいます
確かに逮捕され、懲戒免職にもなり、裁判では執行猶予付き判決を受けて決着はしているのですが、彼の中で自分のフェティシズムに対して決着がついたのかどうかが気になります
なぜ自分がそのような特殊な性癖を持つに至ったのか、いかにフェティシズムに翻弄され、その衝動に抗えなかったのかが理解できないのであれば、またそのうち女性の靴や靴下を盗んで回るでしょう
フェティシズムに関してはこれまでにも取り上げてきました。人間はさまざまな物を欲望の対象に置き換えます
代表的な例は下着泥棒です。女性の体より女性の下着そのものに執着し、それを手に入れた上でさまざまな性的幻想を思う描き、己の欲望を満たそうとする行動です
今回の事件では靴下であり、サンダルやブーツが欲望の対象になっています
この場合、男性が既婚者であったとしても妻の靴下やストッキングはフェティシズムの対象とはならず、あくまでも別の女性の物でなければならなかったのでしょう
妻の靴下では性的な幻想が描けないからです
おそらくこの男性は思春期か、それ以前に何らかのきっかけで女性の靴下に魅了され、それをオカズにしてマスターベーションに耽るようになったと推測されます
以来、30年近く自分がそうした異常な性癖の持ち主であるのを特別に危惧することもなく、機会があれば靴下などを盗んでは手に入れ、己の欲望を満たしてきたのでしょう
フェティシズムに取り憑かれた人は自分の異常な性癖を問題視せず、自ら進んで治療を求めるケースは稀です。自らのフェティシズムを手放したがらないのです
たとえその性癖が誰かの目に止まり、説教されたとしても手放したりはしないでしょう
フェティシズムは個人の心の内奥にしっかりと組み込まれており、単なるスケベ心や興味本位の行動ではないのです
個人がインターネット通販で女性の靴下やら下着を購入するのは問題視されませんが、盗んで手に入れようとするのは犯罪であり、見つかれば逮捕もされ職を失う結果を招きます。今回はまさにそうした実例です
この46歳の県庁職員が自らの性癖に後ろめたさを覚え、治療を必要と感じたのなら、事態は違う結果になっていたかもしれません

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