大阪幼児餓死事件を考える10 下村被告の実父が証言台に
大阪のマンションで幼いこども2人が置き去りされ、餓死した事件の裁判の続報です
起訴されている下村早苗被告の父親は三重県立四日市農芸高校のラグビー部監督で、全国大会の常連として知られています
しかし、この事件が起きた後も下村早苗被告とは面会もせず、拒絶していると報じられていました
その父親が公判で証言をしたと報知新聞が記事にしています
“高校ラグビー界名将”下村被告の実父が証言…大阪2幼児置き去り死事件
記事からだけでは家族関係がよく分からないのですが、下村被告の父親は数度の離婚を繰り返している人物であり、とても家庭を大切にする父親だとは思えません
今回の証言は弁護側の証人として行われたものなのでしょう。つまり下村被告の悲惨な生い立ちをアピールし、ネグレクトされて育った下村被告への同情を買おうという法廷戦術です
もちろんそれを批判するつもりはないのですが、いまさらながら娘をほったらかしにしていた父親が証言し、自らの家庭の壊れっぷりをアピールするというのは虚しい限りです
下村被告の父親は幼い2人の孫の死にどのような責任を感じているのでしょうか?
2人の孫の死より、ラグビー部の方が大切ではないかと勘繰りたくなってしまいます
下村被告が悲惨なこども時代を過ごしたのは理解できますが、ならばなおさら2人のこどもを大切にし、自分と同じような不幸な体験をさせないようすべきだったはずでは?
育てられないのであれば元夫の実家に事情を話し、2人を引き取ってもらう方法もあったはずです(思いつかなかったと言われればそれまでですが)
不幸な家庭な不幸を生むという負の連鎖に、暗然たる気分になってしまう事件です
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