世界大学ランキング ハーバード大首位陥落

世界の大学をランク付けした番付が発表されています
こうした番付はいくつかの機関がそれぞれの指標に基づいて発表しており、何を重視するかによってランキングは異なったものになります
今年の番付では8年連続で世界最高学府として君臨し続けてきたハーバード大が2位へ後退し、かわってカリフォルニア工科大が首位に立ちました
東京大学は30位になっています
国別のランクを見れば、アメリカが1位、イギリスが2位、5位がカナダで7位がオーストラリアであり、英語圏の国が上位にあるのが分かります
つまりこのイギリスの教育専門誌、タイムズ・ハイアー・エデュケーションが実施してい大学ランキングは英語で授業を行なっている大学が高く評価される仕組みになっているわけです

1位カリフォルニア工科大学
2位ハーバード大学
2位スタンフォード大学
4位オックスフォード大学
5位プリンストン大学
6位ケンブリッジ大学
7位マサチューセッツ工科大学
8位インペリアル・カレッジ・ロンドン
9位シカゴ大学
10位カリフォルニア大学ダークレー校
11位エール大学
12位コロンビア大学

かつては東京大学より香港大学が上にランクされていた大学評価番付もあります
ノーベル賞やフィールズ賞の受賞者を輩出している東京大学より、目立った研究実績もない香港大学の方が上という冗談のような評価は、香港大学が授業を英語で実施しているがゆえです
よってこうした大学の番付では、日本人しか使わない日本語で授業を行なっている日本の大学が不当に低く評価される傾向が見られます
まあ、非英語圏である日本の大学を欧米の大学と同じ土俵の上で比べろ、というのも無理な注文なのだとは思いますが
また、外国人の教員をどれだけ雇用しているか、留学生をどれだけ受け入れているかによって、評価が大きく変動したりもします
研究実績や論文などで大学を評価しようという別の機関が行なっている番付では、日本の大学がもっと上位に並んでいるのですが、それも一つの見方でしょう
中国の大学は発表する論文数がやたら多いものの、いわゆる有益な研究として他の研究者に引用される論文の数は限りなく低く、ノーベル賞やフィールズ賞といった国際的に高い評価を受ける研究者はゼロです
興味深い話題ではありますが、こうした番付に一喜一憂する必要はありませんし、過大評価すべきでもないと自分は感じます
大学評価のランキングとは別に、日本の大学はなかなかユニークです

京都大学のコスプレ卒業式

これを見て中国の方が、「なんかもう負けた気がする」とコメントしています

「京大卒業式コスプレ禁止」そもそもコスプレしていたことに中国オタク驚愕

よく学び、よく遊ぶのも大学生活のあり方でしょう

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