朝まで生テレビ 橋下市長対批判者
1月末に放送され、注目を集めた「朝まで生テレビ」の橋下大阪市長と、それを批判する知識人、ジャーナリストの対決について取り上げます
テレビ放送をご覧になっていない方は以下のウェッブサイトで視聴できますので、ぜひ目を通していただきたいと思います
橋下徹 朝まで生テレビ
118分の長い動画ですが、なかなか見応えがあり、考えさせられる問題が多々あります。大学で不勉強な教授の退屈な講義を90分聴くより、よほど勉強になるのではないかと思います
また、巷に流布されている「ハシズム=独裁」などという誤った認識を拭払するだけの濃い内容が含まれています。全国に市長、県知事と呼ばれる人間は大勢いるわけですが、これだけ地方自治の直面している問題を端的に語れる政治家は稀でしょう
大阪府、大阪市の抱える問題はまさに全国の地方自治体が抱える問題であり、この解決に取り組もうとする姿勢は大いに評価されるべきでしょう
選挙での勝利を錦の御旗とする政治手法ばかりが批判されるのですが、橋本市長の目指す方向をメディアも知識人もよく検証し、吟味し、洞察した上で批判を展開してもらいたいと願うばかりです
でないと枝葉の、本質を外れた議論に時間を取られてしまい、踏み込んだ話ができません。今回の「朝まで生テレビ」はまさにそんな空疎な議論展開でした
さて、番組には反橋本陣営からは以下の面々が番組に登場しています
山下芳生(日本共産党・参議院議員)
池田知隆(元大阪市教育委員長、「どうなる!大阪の教育」編集・著者)
香山リカ(精神科医、立教大学教授、「橋下主義を許すな!」共著者)
薬師院仁志(帝塚山学院大学教授、大阪市民、「橋下主義を許すな!」共著者)
柳本顕(自民党・大阪市会議員)
吉富有治(ジャーナリスト、「橋下徹 改革者か壊し屋か」著者)
議論が噛み合う可能性については最初から期待していなかったのですが、まさにその通りの展開になっています
もちろん橋下市長のばっさりと切り捨てるような反論の仕方にも難があり、行政の実務を理解していない評論家や大学教授に代替策を提示せよと迫るのはナンセンスでしょう(代案を提示できないのを承知の上でそう申し向けているのですから)
反橋本陣営はとかく、「少数意見を無視するな。それは民主主義ではない」と口にするのですが、それは少数意見の擁護ではなく、教職員組合や市職員組合といった既得権益層の主張でしかありません
「少数意見を尊重しろ」と叫んでいるのではなく、「既得権益を侵害するな」との主張であり、それでは大阪市の抱える問題の解決などできません
香山リカにいたっては「橋下現象」を問題だと強調するのですが、問題なのは大阪府や大阪市のダメダメな行政(公教育も含めて)の方でしょう
第三セクターの事業失敗で数千億円の負債を積み上げた大阪府・大阪市の行政の方が、「橋下現象」よりもよほど有害であり、危険であるのは明白です
しかし香山リカは数千億円の負債には目も向けず、「橋下現象は危険だ」と繰り返すばかりです
帝塚山学院大学の薬師院教授に至っては何でこの番組に登場したのか、理解できないほど低レベルの発言に終始しています。さすがFランク大学の教授だと言えます
橋下市長とその政策ブレーンはマッキンゼーのコンサルタントを大量投入し、大阪府や大阪市の行政の問題点を徹底的に洗い出す作業をしており、数多くの情報やデータを揃えた上で議論に望んでいます
しかし、反橋下陣営はそのような入念な準備もなく、大阪市の行政のどこに問題があるのかも把握しないまま、表面的な議論を吹っかけ論破されているのが実際です
インテリと呼ばれる人が己の学識や経験だけを拠り所にした結果、惨敗したのは当然の結果でしょう
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