ドラマ「運命の人」 ネタ欲しさに人妻と不倫した新聞記者
沖縄返還を巡る日米政府間交渉を巡って、当時毎日新聞の政治部所属だった西山太吉記者が、外務省の女性事務官(既婚者)をくどき、不倫関係になってから彼女を通じて機密情報を入手し、スクープした事件について当ブログでも以前に取り上げました
西山事件とか、沖縄密約事件とか呼ばれているものです
その西山事件をTBSが「運命の人」というタイトルでテレビドラマ化しています
作家山崎豊子の小説をベースにドラマ化したもので、主役の新聞記者を本木雅弘が、不倫関係を持つに至る外務省事務官を真木よう子が演じるという配役です
このドラマについて、J-CASTニュースの「テレビ見朱蘭」では以下のように書いています
実際、後にアメリカの公文書が明らかになって、西山のスクープは事実だったと証明されたが、ほんの1部のメディアしか取り上げず、西山記者の名誉が回復したとは思えないのである。ドラマとしては正攻法の真面目な作り方だが、果たして今の視聴者がどれだけついて行けるか心もとない出だしだ。事務官(真木よう子)や弓成の妻(松たか子)らのドロドロ物語にすればともかく、この局が好きな旧左翼的糾弾ドラマになれば、恐らくチャンネルは合わせてもらえないだろう。時は過ぎ、新聞記者の武勇伝も今は昔・・・。
本木雅弘じゃハンサムすぎる沖縄密約スクープ記者…武勇伝も今は昔か
西山記者の行動を「武勇伝」と表現し、日米間の密約を暴いた功績が正当に評価されていないと嘆いているようです
「西山記者の名誉が回復したとは思えない」とまで言い切っているのですから
しかし世間一般では、西山記者の暴いた沖縄返還を巡る日米政府間の密約よりも、彼の取材方法が問題視され、批判されてきました
スクープほしさに既婚女性に言い寄り、不倫関係になって機密情報を提供させるという西山記者の取材は到底許されるものではありません
ですが上記のようにマスコミ関係者は西山記者を英雄視し、その功績を誇るような言動も珍しくありません
スクープのためなら他人の結婚生活を踏みにじり、破綻に追いやっても問題ないというマスコミ関係者の価値観には吐き気がします
以前に書いた当ブログの記事でも、この西山記者がいまだに自分の取材方法を反省もせず、世間からバッシングを受けたのを恨みに思っていると紹介しました
西山記者に惚れてせっせと機密文書をコピーして譲り渡していた女性事務官は逮捕され、裁判にかけられ、外務省をクビになり、離婚に追い込まれたのですが西山記者は彼女にどのような償いをしたのでしょうか?
ドラマの展開はまだ分かりませんが、このままスクープをした記者(本木雅弘)をヒーローのように扱う筋立てへと進むのかもしれません
新聞記者は情報提供者(ソース)を守るという鉄則があるわけで、それができなかった時点で記者失格でしょう
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