新年早々、山岡大臣失言連発
野田内閣の改造で近く更迭されると見られている民主党の山岡賢次国家公安委員長兼消費者問題担当大臣ですが、仕事始めの年頭訓示式でも問題発言を連発したと報じられており、相変わらずトラブルメーカーとして注目を集めています
山岡賢次消費者相は5日、内閣府職員への年頭訓示で、欧州債務危機に関連して「近々、ユーロは破綻(はたん)するのではないかと内心思っている。そうなると中国のバブルも破裂する可能性がある」と語った。通貨危機をめぐる不用意な閣僚発言として、野党が批判を強める可能性がある。
(朝日新聞の記事から引用)
政治センスの欠片もなく、飲み屋で雑談に興じている感覚なのでしょうか?
大臣の挨拶文や訓示の草稿は秘書が書き、チェックするものですが山岡大臣の場合は秘書がよほどのボンクラなのか、あるいは山岡大臣自身が秘書の用意した草稿など無視して思いつきのまま訓示に立ったりするのでしょう
どちらにせよ、メディアは大臣の失言をネタに記事を書こうと待ち受けているのですから、餌食になるのは明らかです
山岡大臣は後日、「不適切な部分があるなら取り消しのはやぶさかではない」と釈明したそうですが、自分の訓示のどこに問題があるのか判断する能力も欠いているとしか思えません
野田首相もこの山岡発言報道を見て頭を抱えたはずです
小沢一郎の側近として民主党の国対委員長などを歴任し、新人議員だらけの民主党の中にあっては当選7回とベテラン組になる山岡賢次が、これほど使えない政治家だったとは知らなかったのでしょう
昨年末にマルチ商法絡みの疑惑を追及され、問責決議案が提出された時点で山岡更迭に踏み切るべきでした
野田首相の判断の遅れが、新年早々の失言報道を招いたと言うほかありません
この判断の遅れが野田政権への支持率をさらに減少させたのは当然です
内閣改造も近いとは報道されていますが、ぐずぐずしていると山岡が再びとんでもない失言をして内閣のイメージを貶めるはずです
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