北朝鮮問題で政府対応に批判が噴出と書くメディア

読売新聞は「金正日死亡のニュースが報じられる可能性が予見されたのに、政府は適切な対応を怠った」との見方で記事を連発しています

2時間前に情報あったのに、街頭演説に?

「北朝鮮で何やら重大な事柄が放送されるようだ」との情報から、金正日が死亡した可能性も考えられると内閣情報調査室では予見していたようです
当日、野田首相は予定通り街頭演説のため官邸を離れたのですが、読売新聞はこれを問題視しているのでしょう
自民党や公明党が政府を追及する構えだと記事には書いていますが、読売新聞が何よりも政府の対応を問題視しているのは明らかです
しかし、野田首相や閣僚が首相官邸に集まっている必要があったかのような読売新聞の主張は疑問です
金正日が死んだからといって北朝鮮で大規模な暴動や集団越境が起こるはずはありませんし、日本に向けて長距離弾道ミサイルを発射する事態も考えられません
北朝鮮の長距離弾道ミサイルは液体燃料を使うため、発射直前に燃料注入を行う必要があり、準備作業に時間がかかります
そのような作業が進行中とあれば米軍がただちに反応したはずです
したがって読売新聞が何に危機感を感じ、野田首相以下が重大なミスを犯したと騒いでいるのか、自分にはさっぱり分からないのです
むしろ、野田首相は金正日が死亡しようと街頭演説を行い、東北の被災地視察に出向くべきだったのではないか、と言いたくなります
北朝鮮のならず者が1人死のうが2人死のうが、日本は関係ないとの態度を示す方がよほど有意義ではないかとさえ思ってしまいます
読売新聞は逆に、首相以下閣僚も副大臣も政務官も、各省庁の次官や局長も持ち場に貼り付いていろ、と言いたげです
読売新聞は何をそんなに心配する必要があったのでしょうか?
北朝鮮でとんでもない暴動が起き、軍が暴発して日本や韓国に攻め込むとでも勘違いしていたのかもしれません

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