強姦容疑を否定し続ける内柴正人容疑者

教え子である柔道部員の女子大生を強姦した容疑で逮捕された内柴正人容疑者は、警視庁の取り調べを受けています
「合意の上だった」と、強姦を否認する姿勢は変わらないと報じられています
事件の経緯を産経新聞の特集「衝撃事件の核心」が時系列に沿って記述していますので、取り上げます(産経新聞の記事が削除されてしまったため、代わりに朝日新聞の記事を貼っておきます)


酒に酔った教え子に性的暴行をしたとして、警視庁は6日、アテネ、北京五輪の柔道金メダリストで元九州看護福祉大学女子柔道部コーチの内柴正人容疑者(33)を準強姦(ごうかん)の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し「納得いかない。合意だった」と否認しているという。
捜査1課などによると、内柴容疑者は9月中旬、合宿先の東京都内のホテルの部屋で、酒に酔って寝込んでいた未成年の同大女子柔道部員に性的暴行をした疑いがある。女子部員とは近くの居酒屋で飲酒したという。
同大は学校関係者から通報を受けて調査委員会を設置。内柴容疑者や女子部員から事情を聴き、11月29日付で「セクハラ行為があった」として客員教授だった内柴容疑者を懲戒解雇した。内柴容疑者は「合意の上だった」と反論していた。
同大の二塚信学長は「女子学生の意に反した性的な脅迫があった。(内柴容疑者は)教育者としての適格性を欠いている」と話していた。
内柴容疑者は2004年アテネ、08年北京の五輪柔道男子66キロ級で連覇。10年に現役引退、同大女子柔道部を指導していた。04年には出身地の熊本県で、4人目となる県民栄誉賞を受賞。08年に紫綬褒章を受けた。
(朝日新聞の記事から引用)


柔道の世界がどのようなものか、部外者である自分にはよく分かりません
想像するに学閥のようなものが存在し、縦割りの人間関係の中で序列が敷かれているのではないか、と考えます
国士舘大学の柔道部を頂点にした序列があって、内柴容疑者にすれば国士舘大学柔道部のコーチになり、将来は監督になるという道を夢想していたのかもしれません
しかし、オリンピックで2度も金メダルを獲得したとはいえ、内柴容疑者の上には数多くの先輩がいるわけで、それらの人を飛び越えて国士舘大学柔道部のコーチになる就任する可能性は低かったのでしょう
そこで別の大学なり、実業団チームのコーチ・監督に就任する道を選択したのだろうと想像されます
ただ、そこが女子大だったというのは偶然ではなく、内柴容疑者の中に「女子大生を相手にやりたい放題」という欲望があったからこその選択だったと考えられます
創部2年目の九州看護福祉大学柔道部が全日本学生優勝大会でベスト8まで進んだとありますから、内柴容疑者の指導力は確かなものだったのでしょう
もちろん、柔道部員は高校柔道で実績のある者の集まりであり、十分な素質と経験を備えた学生であるため、良好な成績を挙げる素地はあったと推測できますが
内柴容疑者は自らの行動によって、こうした「柔道に青春をかけた」学生の思いに泥を塗ったわけですから、指導者としても柔道家としても失格でしょう
「合意の上だった」と主張すれば、柔道を志した学生たちの思いを踏みにじっても許されると考えているのでしょうか?

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