電力不足とは何だったのか?
Livedoor系のオピニオンサイト、BLOGOSで「原発再稼働」を呼びかける読売新聞の社説が批判されています
読売新聞は文化の日の社説で「早く原発を再稼働して運転しながら点検しろ」と主張する野蛮新聞だ
この夏、電力不足が叫ばれていたのですが、震災直後は東京電力管内で計画停電が行なわれたものの、夏場は電力不足に陥ることなく乗り切れました
各家庭の節電や土日に工場を操業させた企業の努力の結果なのですが、そもそも本当に電力が足りなかったのかどうか、検証する必要があります
「電力不足」の主張が即ち、「原子力発電所は不可欠だ」とする電力会社側のプロパガンダである可能性が濃厚だからです
一連のメディアの報道を見る限り、電力会社は自分たちに不都合な情報は流さないよう徹底しているように感じます
自分は今のところ原発推進派でもなく、原発反対派でもありませんが、電力会社や政府の姿勢は信用していません
そしてまた、「この冬は電力不足だ」とのキャンペーンが展開されようとしており、夏場よりも深刻な電力不足に見舞われると読売新聞は書いています
「本当に電力不足なのか?」と誰もが疑問に思うはずです
しかし、判断材料はメディアの流す情報しかない状態ですから、新聞報道で数値を操作されてしまうと国民の多くは騙されてしまうでしょう
せめてもの手段が、電力以外のエネルギーの活用です
我が家でも先月、ガスファンヒーターを購入し、冬場の暖房はガスへシフトさせ、電気への依存を減らすべく取り組んでいます
それで電力不足という問題が解決できるものではありませんが、せめてもの取り組みです
読売新聞は「原子力発電維持」を社の方針にし、これからも原発擁護の報道を続けるつもりなのでしょう
だからといって、新聞社の思惑による情報操作に国民が巻き込まれるのは迷惑な話です
表向きは、「中立で公正な報道を使命にしている」はずのメディアですが、偏向報道が当たり前になっていますので、よくよく情報を精査し踊らされないよう心がけなければなりません
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