ティッシュ王子「孤独なエリート」という表現の怪

会社から多額の金を借り出し、ギャンブルに注ぎ込んだ大王製紙前会長井川意高(もとたか)について、産経新聞は「孤独なエリートの暴走」という記事を書いているのですが、なんとも腑に落ちない内容です

(引用元記事が削除されました)

孤独なエリートではなく、人と対等に付き合う方法を学ばず、身につけて来なかった者の末路ではないか、と自分は感じます
常に「自分は他の人間とは違い」と思い続け、結果として他者を怖れ、警戒し、見下し、遠ざけてきたのでしょう
孤独というより自らの周囲に壁を築き、その内側に引きこもった状態だと言えます
会社では地位がモノを言うので自分の思うがままに振る舞えるのでしょう
銀座のクラブでは札びらを切ってホステスを自由に扱えたのかもしれません
しかし、会社や銀座のクラブ以外では大王製紙の会長という肩書きで何でもできるわけではなく、努力して人間関係を築かなければなりません
それが嫌だからこそ、銀座のクラブに通いつめ、あるいは身の回りにイエスマンを並べていたのだと思います
東大法学部卒のエリートといえども、その学歴や肩書きだけで世間を渡っていけるものではないのですから
どんな立派な創業者がいたとしても、三代目にして落ちぶれるパターンがあります
井川家にも格調高い家訓が存在したようですが、そんなものはただの文字にすぎません。家訓を暗唱し、壁に貼っていたとしても、人の心の指針にならない例もあるわけです
世間知らず、ボンボン、驕りなどなど、さまざまに井川容疑者を形容できるわけですが、「孤独なエリート」という表現ほど場違いなものはないと思います
勘ぐって考えるなら、井川容疑者は自分の出自に対する不満、敵意があり、「こんな家、めちゃくちゃになればいい」という衝動が内に秘められていた可能性もあるのでしょう。常の束縛され、行動を規制され、勉学を強制され、東大を出ろと命令されてきたのですから
その恨みは根深く、銀座で豪遊するくらいでは晴れなかったと推測されます
ギャンブルで親たちが築いてきた富を散財させるのが、井川容疑者にとっては復讐であり、快感だったのかもしれません

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