猫ひろし カンボジア国籍取得で五輪出場を狙う

マラソンに入れ込んでいるタレントの猫ひろしが、カンボジア国籍を取得したと報じられています
ロンドンオリンピックの男子マラソンに出場するためなのだとか
しかし、そこまでしてオリンピックに出ようとする思いが自分には理解できません
一部には猫ひろしのカンボジア国籍取得、オリンピック出場狙いが日本とカンボジア関係にはプラスになる、と発言している人もいますが本当にそうなのか、疑問です

猫ひろし カンボジア国籍取得に専門家は「日本との関係に少なからず影響」

オリンピック出場が目的なのでしょうから、猫ひろし自身はカンボジアに何の思い入れもなく、カンボジアへ貢献する気があるのかさえ疑わしく思えます
カンボジアに定住し、カンボジアの社会に貢献しようという志があるのなら彼の行動は評価できますが
要するにオリンピックに出れるのならどこの国でもよかった、というのが本音ではないかと推測します
猫ひろしのマラソンのベストタイムは2時間31分なのだそうです
しかし、これでは日本の実業団チーム所属選手の中でもぱっとしない記録です。2時間10分台の記録を持っている選手でも、オリンピックのマラソン競技では上位入賞が難しいほど、競技のレベルが高いわけです
そんな競技の場に2時間31分の猫ひろしが参加し、どうするのでしょう
完走できれば満足なのでしょうか?
あるいはどこかのテレビ局が密着取材し、猫ひろしのオリンピックまでの闘いを面白おかしく番組にする話でも出来がっているのか、と勘ぐってしまいます
そんなバラエティ番組のノリが日本やカンボジアのためになるとは思えません(猫ひろし個人の努力、執念は大したものだと感じますが)
かつて冬季オリンピックのジャンプ競技にイギリスだったかどこかの国のおじさんが出場し、ほとんど跳べないという悲惨なジャンプを披露した例がありました。ジャンプ台から落下するようにしか見えないそのヘタレっぷりがウケたのか、欧米のメディアは彼をアイドルのように報じているのが実に不快でした
スキーのジャンプ競技出場を志す人材がいないため、素人同然のおじさんが国の代表としてオリンピックに出場してしまったのですが、これは競技を冒涜するものでしょう
長野オリンピックのジャンプ競技は、日本のオリンピックの歴史の中でも特筆すべきものでしょう


リレハンメル大会のジャンプ団体競技で、優勝に手が届きかけていた日本は原田選手の失敗により銀メダルに終わりました
以降、原田選手はさまざまな批判、バッシングを受けたてきたのですが、そんな悔しさを晴らしたのが長野大会です
多くの日本人がテレビを見ながら原田選手や船木選手を応援していたはずです
猫ひろしがロンドンのマラソンを走ったとして、カンボジアの国民から熱い声援を受けられるのでしょうか?
そうは思えないのです

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