「ティッシュ王子」大王製紙会長はギャンブル狂 80億円注ぎ込む

国内大手の製紙メーカーで、「エリエール」のブランドで知られる大王製紙の井川意高元会長は、自身の立場を利用して子会社から約84億円もの大金を借り入れたとして解任された件は先にブログで取り上げました
その際、3代目に当たるオーナー経営者が84億円もの大金をなぜ必要としたのか、お金の使い道については明かされないままでした
講談社の「現代ビジネス」に、井川前会長がギャンブル狂だったとする記事が載っています

ギャンブルにはまって84億円を使い放題!「前代未聞のバカボン」

酒と女とギャンブルにはまって身を持ち崩す若い経営者、などという通俗小説か韓流ドラマみたいな話ですが、取材に裏付けられた記事なのだそうですからこれが事件の骨子なのでしょう
こんな安い筋書きに踊らされて身を持ち崩すのですから、「ティッシュ王子」は世間知らずの甘ちゃんと言われても仕方のないところでしょう
特別背任罪で逮捕、起訴されるのも時間の問題であり、金額が大きため実刑を食らって刑務所暮らしになる可能性もあります
84億円ものお金は、井川一族が肩代わりして返済に取り組むのでしょう
さて、アメリカの慣用句に「彼はロックフェラーのように金持ちだ」という表現があります。現代では「彼はビル・ゲイツのように金持ちだ」という表現が用いられます
この慣用句はロックフェラー世が石油成金として多額の資産を持っていたのに、ケチで有名だったという世間一般の印象を踏まえた皮肉です(実際にはケチではなく倹約家であり、その一方でロックフェラー財団を通じて多額の寄付をした実績があります。ロックフェラーはケチというのは世間の思い込みでしょう。ノーベル賞受賞者を計87名も輩出しているシカゴ大学も、ロックフェラーの寄付によって設立された私立大学です)
以下のような小咄も、しばしば使われます
ロックフェラー一世には、ホテルの一番安い部屋を予約して、「息子さんはいつも最高級のお部屋にお泊まりになりますが」と言われた際、「ああ、彼には大金持ちの親父がいるからな。だが、わたしにはいないんだ」と言った
これも出所不明の小咄なのですが、いかにもロックフェラーらしいエピソードとして実話のように語り継がれています
「金持ちだけどケチ」というのは、「つまらない男」であり、「面白くない人物」と見なされるわけです
「ビル・ゲイツは大金持ちだけどつまらない男だ」というイメージを払拭するため、ビル・ゲイツ財団が組織され、各方面に寄付を行なっています
ギャンブルに80億円を注ぎ込むだけが、資産家の生き方ではないと思うのですが

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