韓国アニメ「少女プカ」は「Dr.スランプ」のコピー?

2010年7月の朝鮮日報の記事で、韓国のアニメキャラが欧米で人気を集めており、売上も伸びていると報じられました
朝鮮日報の記事は1年もするとウェッブ上で読めなくなるので、別のサイトに貼られている記事の内容を抜粋して引用します

「チャジャン少女プカ」「プレゼント怪獣ディボ」など独創的な創作力の韓国製アニメ欧米で大成功
ドラマ以上に世界の注目を集めている韓国の映像コンテンツはアニメだ。米国、欧州などの主要チャンネルで放映され、全世界の子供たちに愛されている。韓国の地上波チャンネルで幼児向けコンテンツが敬遠されていることに対抗して世界市場を狙った制作会社の多くが、優れた創意性で素晴らしい成功を収めている。
韓国は今世紀に入り、幼児向けアニメ市場で頭角を現し、現在では名実共に世界でも有数の存在となった。
『ポロンポロン・ポロロ』はその典型だ。これまでに約90カ国に輸出され、フランスのテレビ局TF1では47%の占有率を記録した。昨年末現在でキャラクター商品の売り上げは8300億ウォン(約620億円)に達した。『チャジャン少女プカ』『プレゼント怪獣ディボ』『パピエ・チング』『ミックスマスター』『ロケットボーイとトロ』なども成功作として数えられる。
(中略)
韓国コンテンツ振興院のキム・ジンソク創作コンテンツチーム長は、「1980年代から日本のアニメ会社の下請け基地として実力を積み上げた韓国企業が、独創的な創作力で成功キャラクターを相次いで生み出している」と指摘した。

またいつものように自画自賛の報道です
キャラクターグッズの売上に関して、日本のポケモンやハローキティがどれだけ売れているか、敢えて比較するまでもありません
さて、以上が話の枕であり、前振りです
上記の記事にある「チャンジャン少女プカ」というアニメがどのような作品なのか、調べてみました
本編を御覧ください

(動画が削除されました)

中華料理屋で働く少女プカが主人公ですが、忍者やら何やら雑多なキャラが登場しています
動画の最後にエグゼクティブ・プロデューサーとしてクリス・バーターマン、ブライアーの名前があり、クリエイター(キャラクターデザインのことでしょうか?)は韓国人で、ストーリーエディター(脚本)はアライン・マッツといった名前があります。脚本やコンセプトはは外国のプロダクションが担当し、キャラクターデザインと動画を韓国が担当したのでしょう
それでも韓国メディアにすれば、韓国のオリジナル作品になるようです
日本のアニメの下請けから脱し、独自のキャラを生み出していると自画自賛したいだけなのでしょう
日本以外の外国のプロダクションにどっぷり依存している実態があるわけなのですが、韓国メディアはまったく見て見ぬふりをしています
話を戻して、プカの怪力暴走少女っぷりと警察官の組み合わせなどの要素は「Dr.スランプ」そのものです
パクリだ、と指摘するつもりはありませんが、「Dr.スランプ」なしに「少女プカ」は生まれなかったと言えます


ちなみに「Dr.スランプ」が週刊少年ジャンプに連載されていたのは1980年代ですから、随分と昔の話になります
「Dr.スランプ」と比べて「少女プカ」に何か目新しさがあるわけでもなく、1980年代の焼き直しのような作品をいまさらやっている、というのが自分の感想です
オリジナリティもなく、斬新さもなく、どこかで見たようなストーリーで動くアニメーションを作って自慢する感覚が自分には理解できません

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