韓国にも魔法少女アニメあり 「Spheres(スフィアズ)」

たまたま「とある科学の超電磁砲」を見ていて、韓国にも魔法少女物アニメがあったはずだが、と思い立って調べてみました
韓国のアニメーションなどを紹介した個人のブログに「Spheres(スフィアズ)」という、魔法少女物らしきアニメーションが紹介されています(2003年9月6日以降)

Fuku Diary

もちろん2003年に放送されたアニメーションなので、「とある科学の超電磁砲」をパクっているというわけではありません
オープニングの動画で、やたらと腕から派手な光線をぶっぱなしていますので、それがまるでレールガンのように自分の目に映った、というだけの話です



「2億年前、地球上に生成されたただ一つの大陸・ゴンドワナ。スフィアという力を持った超古代人たちは、自らをスフィアズと呼び、文明を作り上げる・・・。今から10年前、超古代文明が滅亡しながら氷の中に閉じこめられたナヨンは、南極を探査していたアンイルファン校長によって封印を解かれ、目を覚ます。成長するとともに、自身に与えられた並はずれたスフィア能力に疑問を持つナヨン。だが、世界を征服しようとするスフィアユニオンの黒い野望をうち払うことができる力は、超古代人であるナヨンだけが持っているのかもしれないのだ・・・。」
超古代文明のオーバーテクノロジーというか、超能力なので、魔法少女物という範疇に含めるのはちょっと無理があるのかもしれません


マスコットキャラの小動物など、魔法少女物のお約束であるフォーマットは踏襲されています
違うのは日本の魔法少女モノのように特別なコスチュームに変身したりせず、学校の制服姿のままであるところです
「カードキャプターさくら」や「美少女戦士セーラームーン」では変身シーンは重要な見せ場なのですが、「スフィアズ」の場合は割と簡素というか、力が入っていないのが意外に感じられます
変身シーン(武器を装着するシーン)は必ずしも重要な見せ場ではない、という感覚なのでしょうか?
男女混合のチームで活躍するという設定は、従来の魔法少女物にない目新しさです
これはこれで独自の世界を描けるのかもしれません(バトルもので行くか、ラブコメ路線へ走るか微妙ですが)
ちなみに中国では小中学生の恋愛はご法度で、厳しく規制されているそうです。アニメーションに道徳的な規範が求められる中国ですから、少年少女の恋愛(ボーイ・ミーツ・ガール)を描くのは禁止であり、ラブコメ路線はあり得ません。その結果、中国ではつまらないアニメーションばかり量産されるわけです
前にも書きましたが、魔法少女ものアニメでは主人公が片思いの設定だったりするのですが、魔法(超能力)をつかって恋を成就させるのは禁じ手になっています。そのため主人公の恋はなかなか進展せず、視聴者をやきもきさせるのもお約束です
さて、韓国の魔法少女はどうなのでしょうか?

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