SMAP中居正広が被災地で配布したゲーム機没収される
SMAPの中居正広が宮城県石巻市の避難所を訪問し、こどもたちに任天堂のゲーム機を配布したのですが、ゲーム機を避難所に滞在しているこどもたちではなく、たまたまボランティアに来ていたこどもたちが受け取ったため石巻市側が回収と称して取り上げていたと報じられています
子供たちは何を取り上げられたのか
原因は、記事を見るに、中居君からのプレゼントにあった「ニンテンドー3DS」の多くを、ボランティアとして慰問に来ていた同市のバレエ教室の子供たちが受け取ってしまい、その避難所の子供があまり受け取れなかったということらしい。
中居正広がゲーム機を配っているのを見た誰かが石巻市役所に、「おかしいのではないか」と苦情を申し立てたのでしょう
確かに避難所を訪問した中居正広の意図としては、家を失い避難所生活を余儀なくされているこどもたちにゲーム機をプレゼントしようという狙いだったのでしょう
配り方が悪いという指摘が出るのも分かりますが、かといって石巻以外の避難所のこどもたちにはプレゼントが届かないのですから、「公平な分配」を求めるのは無理があります
避難所に50人の避難者がいて、そこにおにぎりが90個届けられたなら配給は1人につき1個というのが原則なのだそうです。あまった40個は公平に分配できないので廃棄されるわけです
また、50人の避難者に対して毛布が30枚届けられたなら、1人につき1枚配布できないため毛布は支給しないのだとか
そこまで「公平な分配」に執着するのはどうか、と思ってしまいます
もちろんそうした原則を貫かないと、必ず苦情・不満を申し立てる人が出るため、そうせざるを得ないのかもしれませんが
被災して家も財産も失ってしまったが故に、おにぎり1個の配給についても不明不満を口にし、鬱憤晴らしの材料にしようとする人が出るのは理解できるますが、賛同する気にはなれません
同じ被災者であっても、受けられる支援に差が生じるのは当たり前だと考えます
岩手県の被災者と福島県の被災者で、受けられる支援に差が生じるのはやむを得ないのであり、「公平な分配」を要求するのは無理があるのです
当日、たまたま避難所に居合わせなかったこどもがゲーム機を受け取れなかったとしても、それは仕方のない話でしょう
受け取ったこどもからゲーム機を取り上げる必要があったとは思えません
ゲーム機でなくお菓子だったら、食べたこどもたちに吐き戻させたのでしょうか?
回収可能なゲーム機だから取り上げたのでしょう
石巻市役所には毎日、山のように苦情やら不平・不満の申し立てが殺到しているのでしょうから市役所の職員を批判するのは気の毒ですが、市役所が介入すべき事案ではなかったと思います
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