中国人妻による長浜園児殺害事件を考える

長浜園児殺害事件とは2006年、滋賀県長浜市で園児の送迎をしていた中国出身の鄭永善が5歳の園児2人を包丁で刺殺したもので、世間を騒がせました
園児の送迎を父母らが持ち回りで担当していたのですが、鄭永善は自分の娘が幼稚園でいじめられていると思い込み、自分が送迎を担当した機会に殺人を犯したのです
裁判で鄭永善は統合失調症の影響で責任応力に問題があったとされ、無期懲役の判決が下されています
この事件の後、長浜市は市立幼稚園で送迎用のバスを導入する方針を固めたようです

長浜園児殺害事件

なんとも悲しく、そして嫌な事件です。幼稚園児の母親が、他の母親たちとも関係で悩むという話はよく耳にします。ましてや生活習慣、価値観の異なる中国人妻にはそうした人間関係が苦痛であったと想像されます
実際に鄭永善が自分の送迎当番をすっぽかし、自分のこどもたけを車で幼稚園へ送ったことがあり、他の父母とトラブルになったとの話もあります
ただ、こどもがいじめられていたのが事実なのか、鄭永善の妄想念慮によるものなのかは判然としません
精神科への通院歴もあったようですから、家庭の中でも家事や育児に支障をきたすよな症状があったとも考えられます
本来なら中国に帰国させ静養させる手もあるのですが、中国に返してしまったら2度と日本には戻ってこないかもしれない、という家族の懸念もあったのでしょう
こうした農村に嫁ぐ中国人花嫁は、専門の仲介業者が斡旋します。お金で嫁を買うという現実がそこにあります。高い金を払って買った嫁だから、手放したくないとも言えます
しかし、上にも書いたように言葉も違い、生活習慣や価値観も違う日本に来て生活に馴染めず、精神的な疾患をきたすという結果も十分に予想できるわけですから、迎い入れる側は最大限の配慮をすべきでしょう
「1日も早く日本の生活に慣れろ」だけでは、この事件のような悲劇を繰り返す危険があります
この事件では殺害された2人の園児の親が、長浜市と鄭永善の元夫を相手取り2億円の損害賠償を請求する民事訴訟を起こしていましたが、「事件を事前に予測するのは困難だった」との理由で大津地方裁判所は請求を棄却する決定を下しました
報道では「元夫」を相手に訴訟を起こしたとありますので、離婚したのでしょう
妻が犯罪を犯した途端、離婚して縁を切るという無責任な態度です
この元夫は嫁は欲しかったのですが、妻の悩みや不安など気にかけるつもりはまったくなかったのでしょうか?

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窒息する母親たち―春奈ちゃん事件の心理ファイル
毎日新聞社
矢幡 洋

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