「韓国の野球選手、安田財閥令嬢と婚約」と報じた韓国メディア

これまでにも韓国メディアがろくに取材をしないまま記事を書き、とんでもない報道をしてきた実例を何度か紹介してきました
今回もそんなネタを1つ、掘り起こして紹介します
2007年11月、韓国のプロ野球チーム起亜タイガース所属の崔熙燮選手が、日本の安田財閥令嬢と婚約したものの破局した、と韓国のメディアが報道しました

野球:チェ・ヒソプと破局した安田あやさんって誰?

記事では、「日本財界のトップ10に入る芙蓉グループに属する金融系列会社大株主の娘で、同グループ安田一族の中核ファミリーに属しているという」と紹介しています
朝鮮日報の別の記事でも、「日本の芙蓉グループ会長の娘である安田さんと婚約式を行ったが、文化的な違いなどからこのほど、婚約解消を決めた。芙蓉グループは富士銀行(現みずほ銀行)や昭和海運などを中心企業として抱える日本6大企業グループの一つだ」と書いています
しかし、この婚約者である女性はパチンコ店を経営している「芙蓉興発」グループの経営者の娘であって、旧安田財閥とは何の関係もありません
そもそも安田財閥はとっくに解体されてしまい、存在していないのです
2人が婚約したのは2006年12月ですから、翌年11月の破局まで取材する期間は十分にあったはずです。しかし、韓国メディアは2007年11月の破局報道の時点でもなお、彼女を安田財閥の令嬢だと報道しているのです
何を取材して記事を書いているのか、と言いたくなります
考えられるのは、韓国メディアが「日本の財閥企業の令嬢がたくましい韓国人男性に一目惚れした」というストーリーに陶酔してしまい、事実関係の確認もしなかった可能性です
前にも韓国における日本の皇室へのコンプレックスについて取り上げましたが、この記事も同じ心情が働いているのでしょう
韓国ドラマを見れば、そこには「財閥の御曹司と貧乏な娘」の恋愛が幾度も描かれています。それだけ韓国人は財閥というものに羨望を抱き、憧れを膨らませているわけです
今回はさらに日本の経済界を牛耳る芙蓉グループ、その中核を占める安田家の令嬢、というファクターが加わり、シンデレラストーリーが独り歩きする格好になったのでしょう
結果としては破談に終わったのですが、もしかすれば崔熙燮選手とその親族も相手の女性を安田財閥の令嬢だと勘違いしていたのかもしれません
そうではなく、パチンコ屋経営者の娘だ知って「騙された」と感じ、破談にしたとも想像できます
日本にも、「元皇族」などと名乗って詐欺を働く人間がいます。人の心の奥にある地位や家柄に対する憧れを利用した犯罪です
それにしても韓国メディアの報道には苦笑するしかありませんでした

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