食中毒焼肉店 日本テレビの番組が「イイ店」と絶賛していた

焼肉レストラン『焼肉酒家えびす』の富山と福井の店で食中毒が発生し、こどもが2人亡くなった事件の続報です
日本で食中毒は年間数百件発生しているわけですが、死者が出るのは極めて稀です
ですから、この『焼肉酒家えびす』が原因の食中毒によって2人の死者が出た事態が、いかに特別なものかが分かはずです
さて、ロケットニュースの記事によれば、日本テレビのバラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』が『焼肉酒家えびす』を紹介し、「安いのに高級店並みのサービスだ」と絶賛していたとあります

死亡者が出た焼肉店を日テレ『深イイ話』が大絶賛 /国民の声「番組のおかげで被害増えたのでは」

視聴者からの投稿によって『焼肉酒家えびす』を取り上げたとされますが、本当に視聴者が投稿したのか、店の関係者が宣伝のためにテレビ番組に売り込んだのか、どちらなのでしょうか?
日本テレビがどう対応するのかは不明ですが、番組のコンセプトは「司会の島田紳助さんは自身が納得したものでないとオススメしない」というものなのだそうです
しかし、島田紳助が店に行って焼肉を食べたり調理の様子を確認したわけではないのでしょうから、番組のコンセプトなどいい加減なものだと考えられます
テレビ局が衛生管理もきちんとできない飲食店を、「いい店」だと視聴者に紹介してしまった事実は批判されて当然でしょう
別の報道によれば、生食に適さない肉を「アルコール消毒すれば大丈夫」だと決めつけて、客に出していたようです。おそらく消毒用のエタノールをスプレーで吹きつけるなどして、衛生管理していたつもりになっていたのではないか、と推測されます
食肉の扱いについて、従業員は素人以下の知識しか持ち合わせていなかったわけで、会社の責任が問われます。食肉を客に提供している以上、正社員だろうとアルバイトだろうと言い訳は通用しません

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