キム・ヨナ2位 韓国メディアの負け惜しみ炸裂
4月30日にモスクワで開催された世界フィギュアスケート選手権で、韓国のキム・ヨナは2位に終わりました
韓国メディアは早々に負け惜しみ溢れる報道を繰り広げています
ソースは韓国語なので、いつものように掲示板「2ちゃんねる」に貼られた蚯蚓記者の翻訳を引用します
「モスクワに鳴り響いたアリラン」~キム・ヨナ、優勝より貴重な感動
優勝は逃したがキム・ヨナの演技は幻想そのものだった。特に私たちの伝統民謡「アリラン」との調和は成績と関係なく感動を与えるに充分だった。
キム・ヨナは30日、ロシアのモスクワで開かれた世界フィギュア選手権大会フリースケートで128.59点を受けて総合点194.50点で2位に終わった。代わりに日本の安藤美姫が総合点195.79点で逆転優勝を成し遂げた。
2年ぶりに女王復帰を狙ったが、惜しくも失敗に終わった。だが、成績は大きな意味はなかった。
キム・ヨナのアリランは美しさそれ自体であった。
キム・ヨナは今回の大会を控えてフリースケートプログラムで「オマージュ トゥ コリア」を選択した。
アリランが音楽の中に含まれた。フィギュア音楽で一度も使われなかった音楽だと憂慮の声もあったがキム・ヨナは自身を声援したファンたちに報いるために喜んで新しい試みをした。
新しいフリースケートプログラム音楽「オマージュ トゥ コリア」に合わせて黒い色を背景に山水画が描かれた衣装を着たキム・ヨナはアリランの旋律に合わせてゆっくり演技を始めた。
アリランに合わせて優雅に流れるキム・ヨナの身振りは絶妙に調和を作り出した。
特に演技終盤の絶頂の瞬間にまた流れ出したアリランの旋律に合わせて絵のようなスパイラル演技をする時は鳥肌がたつほどであった。
たとえ長い間の空白を理由にジャンプで完ぺきな姿を見せられなかったとしても、「幸せなスケーター」キム・ヨナは私たち国民に優勝よりさらに貴重な感動をもう一度プレゼントした。
ソース:イーデイリー(韓国語)
'モスクワに鳴ったアリラン'キム・ヨナ、優勝より貴重な感動
試合結果よりも「感動を与えたことが重要」だとすり替えています
しかし、この記事よりも中央日報のコラムの方がより過剰で、倒錯的なほど自己満足にあふれた文章を連ねています
【コラム】キム・ヨナの涙はわれわれに最高の贈り物だった
(前略)
そして最高の中の最高だったのは、実は彼女の新しい挑戦だった。
「アリラン」と口音民謡で構成された音楽、韓国人だけがなじんでおり世界の人には聞き慣れないその音楽を、彼女は世界最上の舞台に上げた。聞き慣れない音楽を聞くというのは誰にとっても居心地が悪いものだ。
彼女は世界の人々にそれを甘受させた。キム・ヨナだけができることだった。
そして世界の人々は彼女の踊りに溶け音楽にもはまった。
いつか彼らがまた「アリラン」を聞くことがあれば自動的にキム・ヨナのその悲しく美しい踊りが思い出されるだろう。
われわれのアリランをこのように世界の人に美しい音楽として刻んだのはまさにキム・ヨナだ。
それでいい。十分だ。キム・ヨナは昨年世界のトップに上るという自身の夢をかなえた。
(後略)
2位に終わった現実を感動、最高と言い換え、自らを慰め納得させようと努力しているのが伝わってくる文章です
言うまでもなく「アリラン」が流れたからといって、世界中の人々がそれだけで感動したりはしません
前にも書きましたが、韓国のメディアは「アリランが世界でもっとも美しい曲に選ばれた」とウソの報道をしていました。その報道を検証もせずに鵜呑みにした韓国政府は、教科書にまで「アリランが世界で最も美しい曲に選ばれた」と掲載し、赤っ恥をさらしたのは最近の話です
もともと過剰なまでに自己陶酔に走る傾向が韓国人にはあります
ユングはこうした、個人の経験を超えた集団、民族に宿る神話や幻想を集合的無意識と呼びました
話を戻して、ショートプログラムでコケたり、フリーの演技でもジャンプの跳べないキム・ヨナが2位だという結果すら、自分には怪しく見えます
1年もの間国際競技の場から遠ざかっていたのですから、本番でコケたり、ジャンプのタイミングを失ったりとミスを連発するのは予想されたところです
それでも演技の内容に比べて得点が高すぎだ、と書いておきましょう
フィギュアスケート世界選手権ですが、出場資格の基準は各国まちまちだと説明しているウェッブサイトがあります。通常、国内の大会で上位に入るとか、他のグランプリシリーズ大会で上位入賞の実績がある選手だけが出場できる、と思いがちですが違うのだそうです
要するに各国の競技団体ごとに選手の選考基準があり、韓国の競技団体がキム・ヨナを出場させたいと言えば、それが通るのだとか
丸1年も国際大会から遠ざかっているキム・ヨナが出場できたのは、こうした事情によると説明されていました
2010トリノの世界選手権でのキム・ヨナのショートプログラムです
ジャンプのタイミングを逃し、跳べません。それでもほぼノーミスの演技をした浅田真央より高い得点が出たのですから、世界中のスケートファンは首をかしげました
結果は総合得点で浅田真央が上回り優勝したのですが、何とも不可解な採点でした
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