東北地震 「サッカーをやっている場合か」への反論
サッカーや野球、コンサートなどなど、自粛ムードにありますが、必ずしもすべてのスポーツイベントや娯楽を禁止すべきだとは思いません
「日本は未曾有の危機に直面している」と警鐘を鳴らす人もいます。主張はもっともですが、だからといって何でも自粛すべきなのでしょうか?
「政府は非常事態を宣言し、戒厳令を施行せよ」とまで叫んでいる人もいますが、それは行き過ぎでしょう
自称「サッカー番長」の評論家杉山茂樹はブログで、「サッカーをやっている場合ですか」と、対外試合も含めサッカーは自粛すべきだと主張しています
【杉山茂樹コラム】サッカーやってる場合ですか
「世界に日本人が元気でいることをアピールする必要は、どこにあるのでしょうか」と杉山茂樹は書いています
自分はいまだからこそ、サッカーをやるべきだと考えます
「日本は小さな島国」だというのが諸外国の認識であり、今回の地震で東京を含む日本の主要都市は壊滅したかのごとく受け取られているフシもあります
しかし、日本は死んでいませんし、日々の経済活動も活発に行われています
そうした現状を世界にアピールするためにも、日本はサッカーの対外試合を実施すべきでしょう
福島原発の事故により、これまた日本列島すべてが放射能に汚染されてしまったかのように誤解されているフシもあります
こうした誤解を解かなければ、諸外国も日本への積極的な支援に乗り出しにくい状態にあるのではないでしょうか?
被災した地域以外では日本は健全に機能しているのだとアピールするためにも、サッカーをやるべきであり、それがエンターテイメントとしてのサッカーの役割でしょう
サッカーの試合は90分であり、その前後を併せても3時間程度ですから電力の使用で支障をきたすとは考えられません。あるいは西日本でニュージーランド戦、モテネグロ戦を実施する手もあります
プロ野球の試合も選抜高校野球も昼間の試合なら電力使用に影響を与えないのです
日本はどこかの国と戦争をしているわけではなく、選抜高校野球を中止する理由があるとは思えません。もちろん、開催すると決めれば高野連に批判が殺到するかもしれませんが、多くの国民は選抜高校野球の開催を支持するでしょう
こんな時だからこそ、サッカーや野球をやってもらいたい、と強く希望します
阪神淡路震災は1995年1月に起きたのですが、その約2ヶ月後、選抜高校野球大会は開催されました
賛成反対さまざまな意見があったものの、開催決定が震災からの復興のための大きなアピールとなった事実は誰もが認めるところではないでしょうか?
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