NZ地震 「奥田君インタビューは悪くない」と擁護するニューズウィーク
フジテレビの朝の情報番組「とくダネ!」がニュージーランド地震で被災し、足を切断した青年にひどいインタビューを行った騒動の続報です
番組への批判が高まったためか、あれ以来、インタビューを行った大村正樹アナウンサーは番組に登場していません。大村アナウンサーは4月から北海道ローカルの番組に出演が決まっているそうですから、このままフェードアウトし、番組ではなかったことにするのでしょう
さて、そんな折に「ニューズウィーク」が、あのインタビューは悪くないと擁護する意見を掲載しています
奥田君インタビューはそんなにひどくない
大村アナウンサーのインタビューの何が問題視されているのか、知らないで記事を書いているのでしょうか?
あるいは知っていてとぼけているのでしょうか?
世間が批判しているのは、地震当時の状況を電話インタビューで尋ねたからではなく、「足を切断したからスポーツはできないようねえ。どんな気持ち?」と質問した無神経さを問題視しているのです
足を切断した気持ちをしつこく問うようなインタビューが、「地震の被害の大きさと、今後議論になるだろうニュージーランドの建造物の耐震構造問題の深刻さが読者」に伝えるために必要だと、ニューズウィークは考えているのでしょうか?
問題の所在を読み誤っていると言うほかありません
地震の大きさや被害の甚大さ、人々の恐怖を視聴者に伝える方法ならいくらでもあります。足を切断した気持ちや、スポーツができなくなった無念さなどを、あの場でしつこく尋ねなくてもそれは十分に可能なのです
あの大村アナウンサーの質問を、「問題ない」と言ってのけるニューズウィークはどのような感覚をしているのか、と呆れるばかりです。大村正樹アナウンサーと同じく、下卑た好奇心しか持ち合わせていないのかもしれません
ニューズウィークの記者は「9・11」のテロ事件で命を落とした消防士の妻のところへ取材に行き、「もう旦那さんとはセックスできなくなりましたけどどんな気持ちですか?」としつこく質問するのかもしれません。記者として当然の質問だと言い張るのでしょう
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