あのトルシエが中国クラブチームの監督に就任

元日本代表監督のフィリップ・トルシエが中国国内リーグ所属チーム、「深セン・マオ

タイルビー」の監督に就任したと報じられています

中国代表は1年後には日本に勝てる力がある
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=49499&type=

中国のクラブチームの監督に就任したのであって、中国代表チームの監督に就任した

わけではありません

2010年の記事では、トルシエを中国代表チームの監督に迎える構想があったそうで

すが、中国サッカー界のトップが「(トルシエは)扱いにくい人物」と判断したため、実現

しなかったと書かれています

トルシエ氏が中国代表監督候補に、本人はやる気十分でも中国側が拒絶
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=47322

日韓ワールドカップ後、3度もトルシエを中国代表監督に迎える構想があったと書かれ

ており、驚かされます

そのうち1度でも実現に結びついたなら、中国のサッカーはレベルが向上したかもしれま

せん(中国サッカー協会がトルシエに激怒し解任しなければ、の話ですが)

中国サッカー協会も決して一枚岩ではなく、さまざまな思惑を抱いた人物が勢力争いを

繰り広げているのでしょう。代表監督選任でも、利権が絡んでいると考えれます

中国の国内リーグはプロ化されたとはいえまだまだ未整備であり、八百長が蔓延してス

ポンサー企業が手を引くという有様です

トルシエが「深セン・マオタイルビー」の監督として手腕を発揮すれば、あらためて中国代

表監督就任の機会が巡ってくる可能性も皆無ではなさそうです

しかし、国内リーグで好成績を残さなければ1年もたたずに解任されるケースも考えられ

ます。記事では、「3年かけてアジアチャンピオンを目指す」と書かれていますが、3年も

監督の座にいられるかどうかは疑問です

ヨーロッパはサッカー指導者の層が厚いため、トルシエ程度の実績では有名クラブチーム

の監督に就任するのは無理のようで、そのためトルシエはアジアの新興サッカー国の監

督を目指す選択をしたのでしょう

さて、トルシエ率いる「深セン・マオタイルビー」は中国のリーグを制し、アジアの強豪クラ

ブへと進化できるのでしょうか?

1年半くらいでチームの方針を巡り、クラブ側や選手ともめて解任されるのではないか、と

いう予感がします

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