連合赤軍永田洋子死刑囚 脳腫瘍のため死亡

連合赤軍のリーダーで仲間を次々とリンチにかけ死亡させた永田洋子が、脳腫瘍のため死亡したと報じられています
この連合赤軍の関与した事件は数も多く、永田洋子の裁判も長期に及びました事件の概要は以下のまとめサイトを参照してください


あまりに多くの出来事、事件が関わっていますので、読むだけで小一時間かかってしまいます
山に拠点を構えて篭った連合赤軍の中で永田洋子と森恒夫がリーダー格となり、メンバーの男女にあれこれ難癖をつける人民裁判にかけ、集団で殴打した上に戸外にさらして12人も凍死させたのが連合赤軍事件です
そのリンチ殺人の惨劇を生き延び、逃走を続けたメンバーによって引き起こされたのがあさま山荘事件です
永田洋子は東京拘置所に収監されて裁判を受ける過程で脳腫瘍にかかっていることが判明し、死刑判決確定後も執行されないまま拘置され続け、ついに死亡したわけです。もう1人のリーダー格であった森恒夫は東京拘置所内で自殺しました
永田洋子は革命の同士であり、事実上の夫婦でもあった森恒夫の自殺について、「逃げた」と批判しています
永田洋子はメンバー12人の殺害について、共産主義者の中ではしばしば起こり得る過激な思想ゆえの誤りだったとの趣旨で説明をしていますが、果たしてそうだったのでしょうか。永田の説明はいわゆる左翼用語の羅列や論理で彩られており、ちんぷんかんぷんでした
自分が図書館で永田洋子の、おそらく「十六の墓標」だったと思いますが、読んだのは随分前なので、記憶はちょっと怪しいのですが
リンチ殺人を生き延びた元赤軍メンバーの中には、永田洋子が他の女性メンバーに嫉妬し、その女性メンバーと親しくしていた男性メンバーも見せしめのために殺したと説明している者もいます
しかし、永田洋子はそうした「嫉妬論」をことさらムキになって否定しています。ムキになって否定するがゆえに、永田洋子の中には他の女性メンバーに対する嫉妬を含む、複雑な思いがあったのだろうと推測されます
過激派グループのリーダーとして君臨する以上、他のメンバーからナメられてはいけないとの思いとから誰よりも過激な言動を誇示する必要があったのかもしれません
そこに他の女性メンバーに対する嫉妬も絡まり、権力の執行者として冷酷に振舞う方法でしか自分の立場を守れない状況に自らを追い込んでしまったのではないか、とも考えられます
本当のところは永田洋子にさえ、分からなかったのかもしれません。彼女は周囲の敵(政府、あるいは国家権力、反革命分子、対立するセクトなどなど)山ほど敵を抱えていましたから、それらの敵と闘うのに忙しくて、自分自身と向き合うつもりなどさらさらなかったのでしょう
拘置所内での永田洋子は脳腫瘍の悪化とともに嘔吐や失禁を繰り返し、視力も低下してほとんど失明状態にあったとされますが、死刑を執行しなかった法務大臣の判断が正しかったかは疑問です
冷酷なようですが、やはり病死ではなく死刑執行による刑死という結果をもたらすべきだったのではないか、と自分は思います
多くの人を死に至らしめた犯罪の責任は、永田洋子にきちんと負わせる必要があったのではないでしょうか?
「脳腫瘍だったから死刑は執行できないが、病死するのは確実だから」と何もせずに放置したままだったのなら、それこそ問題です
永田洋子の残した著作はいくつかありますが、それを読んでも彼女の心の内奥はつかめないと思います
このニュースが報じられてから、幾人もの人がブログなどでそれぞれの思いを綴っています。中には永田洋子と面識のあった方もいて、「自分だけが本当の永田洋子を知っているのだ」的な発言をしていたりもします
そうした方々からすれば永田洋子に会ったこともない人間の発言などバカバカしい限りなのかもしれません
しかし、実際に会って話したからといって、その人となりを本当に理解したことにはならいのだ、と指摘しておきましょう
傲慢な言い方になってしまいますが、それは永田洋子の虚像を見て、虚像を語っているだけという可能性が否めないからです
永田洋子の著書が難解な左翼用語で埋められているのは、そこに決して自分の心の中を見せまいとするかたくなさが現れているように感じるます
ですから、永田洋子は面識のあった人たちにも決して己の素顔は見せなかったのではないか、と思えるのです

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