年下男性に貢いだ末殺害された女教師 裁判の結果

2009年9月に当ブログで、加古川市の女性教諭が年下の男性に貢いだ末に殺害されてしまった事件を取り上げました
続報があれば再び取り上げると書いたものの、そのまま放置していました
事件のあらましは、土木会社をかつて経営していた平間洋臣被告が当時37歳の中学校教諭の女性と交際し、金づるにしていたものの、金の返済を迫られたため殺害して遺体を休耕田に埋めたというものです
平間は土木会社倒産後も就労せず、高級車を乗り回し、ギャンブル三昧の生活をしていました。交際相手の女性教諭は平間に請われるまま金を渡し続け、修学旅行の積立金550万円にまで手をつけています
神戸地裁姫路支部は犯人平間洋臣被告(28)の殺人及び死体遺棄罪を認め、懲役25年の判決を言い渡しました

元教諭殺害の被告に懲役25年 神戸地裁支部

交際相手を金づるにして、自身はパチスロなどギャンブル三昧の生活をするという身勝手さの末の犯行だったとし、悪質と判断したのでしょう
しかし、平間は判決を不服として控訴しています。懲役25年は重すぎるとの理由でしょうか?
2審の大阪高等裁判所は1審の神戸地裁の判決である懲役25年支持し、「裁判員の健全な社会常識を反映しており、1審の量刑判断はやむを得ない」として平野被告の控訴を棄却しています
この事件が発覚したのは、女性教諭が無断欠勤を続けたため学校側が調べたところ、彼女が管理していた修学旅行の積立金が口座から引き出されていたと判明、業務上横領の疑いで警察に被害届を出したのがきっかけでした
彼女は職場の同僚に、「交際相手に会う」と言い残して学校を出た後消息を絶っており、警察は交際相手の平野被告を割り出し調べたものの、「駅で別れた」と関わりを否認されました
しかし、平野が離婚した元妻を殴って怪我をさせた件で逮捕し、平野は犯行を自供しました
元妻への暴力といい、女性教諭を金づるにする手口といい、まったく救いようがない男です
こんな男に請われるまま学校の積立金にまで手をつけ、金を工面して渡していた女性の心情については前回、書いたとおりです
彼女と平野被告との間にどのようなやり取りがあったのかは不明ですが、彼女が平野被告の生活態度に不安を感じて別れようと考えても、平野被告は金づるを手放すまいとさまざまな方法で言いくるめていたのでしょう
結婚話で彼女を騙し、縛り付けていた可能性もあります
それでも平野被告は「懲役25年は重すぎる」と不満で仕方なかったとすれば、殺害された被害者の苦しみや悲しみなどまったく考えてなどいない(もちろん彼女を愛してもいなかったのでしょう)のであり、被害者が憐れでなりません

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